サプライヤーはコンチネンタル、赤外線と単眼カメラを用いる「デュアルセンサーブレーキサポート」
それが、赤外線と単眼カメラを用いる「デュアルセンサーブレーキサポート」であります。歩行者検知能力を求められる昨今の流れからすると、日立製ステレオカメラを使うデュアルカメラブレーキサポートに集約するのかと思いきや、グローバルスタンダードに近いといえる方式を採用なのでありました。ちなみに、赤外線とカメラが一体となったユニットのサプライヤーはコンチネンタルとのこと。

さらに、フロントグリル内にはミリ波レーダー(こちらはボッシュに手配しているそう)が収まっているのですが、このミリ波レーダーは衝突被害軽減ブレーキには使わず、ACC(アダプティブクルーズコントロール)のみに利用しているというのが興味深いところ。日本ではセットオプションとなっていますが、仕向地によってACCなしのプリクラッシュセーフティシステムを装備する仕様を考慮しているのでありましょう、おそらく。
そしてミリ波レーダーと赤外線と単眼カメラという3つのセンサーを持つことになる、先進安全技術のセットオプション『セーフティパッケージ』は、新型スイフトRSとXLという5MT車にも設定されているというのが見逃せません。山本晋也 【Yamamotosinya】@Ysplanning
MTにもプリクラブレーキとACCの設定がある新型スイフト。緊急ブレーキ時にエンストするのは、事故防止を考えると仕方がないという判断か。 https://t.co/6ZqnfBFyHp
2016/12/27 12:31:52
衝突被害軽減ブレーキをMT車に組み合わせると、メーカーによっては「エンストしてしまう(と、パワステが機能しなくなるので回避が難しい)」という理由で相性が悪いとして避けていることもありますが、緊急時にぶつからないことを優先するのであればエンストもやむなしという判断なのでありましょう。
このあたりは、どのようなシチュエーションにプライオリティを置いて、メーカーとして事故を起こさない・被害を軽減することを重視しているかという企業姿勢までも含めた話になるかもしれません。ちなみに、マツダ・デミオのMT車でも同社の「i-Activesense」を組み合わせることがができますので、デミオとスイフトでMTと先進安全技術のマッチングを確認するという企画にはニーズがあるかも? などと思ってみたり。
それはさておき、トータル120kgの軽量化というのは、かなりのインパクトであります。もともと1t程度のクルマでの120kgというのは1割減という話でありますから。クリッカー編集部@clicccar
スズキのグローバルコンパクト「スイフト」が大胆フルモデルチェンジ。MTの設定あり、価格は134万3520円〜 https://t.co/TGxE86Lsfb https://t.co/WQYQCwbobN
2016/12/27 16:29:05
これだけの軽量化とMTとプリクラッシュセーフティシステムの組み合わせという珍しさから、XLグレードのFF・5MT セーフティパッケージ装着車155万5200円が気になる今日このごろでありました。山本晋也 【Yamamotosinya】@Ysplanning
スイフトの軽量化、ほんと凄い https://t.co/oXvRaVxDQY
2016/12/27 17:53:40
精進します。



