クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2016年10月

スズキの使い分け、追従クルーズコントロールはミリ波レーダーで対応

ステレオカメラのプリクラッシュブレーキシステムといえば… 、赤外線センサー、ミリ波レーダー、ステレオカメラと様々なセンシングユニットを使っていることが気になるのでありますが、現時点では追従クルーズコントロールを実現しているのはミリ波レーダーを使ったシステムのみ。
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とはいえ、ミリ波レーダーを使うバレーノであっても渋滞時の追従クルーズコントロールは非対応なのでありますけれど……。しかし、スズキのメインマーケットを考えると、ミリ波レーダーとステレオカメラの併用というのもなさそうな気もするのです。

もっとも、トヨタとの関係を深める検討を始めたというスズキでありますから、先進安全技術についてもトヨタ(デンソー)の影響を強く受けるのかもしれません。たとえば、トヨタがプリウスからはじめたV2V技術「通信利用型レーダークルーズコントロール」をスズキも受け入れることで、国内のデファクトスタンダードとなるのかもしれないなどと想像するところ。トヨタ(含むダイハツ、日野)、スバル、マツダ、スズキが同じ規格でV2Vをはじめると、かなりのシェアを握ることになるでしょうから。

精進します。
   







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2016年はクルマへ求める価値が「安全重視」へと変化する年になるか?

スバル・インプレッサが歩行者保護エアバッグを全車に標準装備したことが2016年の国産車においては、新し価値観を確立させたという印象を持つ今日このごろ。

すでにスバルが「EyeSight」というキラーデバイスによって国内での販売を伸ばし、またセールス以上にブランド力を強めていると感じるのですが、インプレッサという同社のエントリーモデルにEyeSight ver.3と歩行者保護エアバッグを標準装備したことで、安全性能によるブランディングという新トレンドを生み出しつつあると感じるのでありました。

別の言い方をすると、安全性能が、従来の価値観から主役を奪いつつあるといえそう。つまり従来の主役であった燃費性能が優れていることは、もはや最低条件となり、またコンマでの競争は実際にはさほど影響しないことを市場が認識したという印象なのであります。燃費に関する不正も、スペック上の燃費にこだわることをナンセンスに感じさせるようになったのかもしれません。

もしかすると、数年後に「2016年のインプレッサが(安全性能のプライオリティが高まる)きっかけだったねぇ」という会話がなされれているかもしれない、などと思うのでありました。

EyeSight的な機能でいえば、インプレッサだけでなく、日産セレナのプロパイロットやホンダ・フリードのホンダセンシングといった追従クルーズコントロールのミニバンへの拡大が、国内市場全体への普及をリードすると想像してしまう昨今でもあるのですが、さて?



ところで、この秋にはインプレッサの新車紹介本でいくつか原稿を書いたことも、こうした印象を受けるきっかけになったのかもしれません。アウトプットすることにより、アタマの中を整理することができた、というわけでしょうか(汗)

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インカー映像・オンボード映像を撮ってみるテスト……

に動画機能があるのを活かすべく、窓ガラスなどに貼り付けることができるサクションカップマウントを購入。コンパクトなカメラだけに設置の自由度も高いはずで、独自の角度から映像を撮れるのでは?

というわけで、久しぶりに乗る某フランス車で、試し撮りであります。

サーキットなどでは支えられなさそうな吸着力でありますが、渋滞のようにゆっくりと走る街乗りレベルであれば、ポンと貼り付けただけでカメラを支えることはできそう。今回は、特徴的なメーターに注目する角度で固定、録画スイッチをオン。そうして撮れたのが、こちらのムービー。

ありのまま、感じたままに喋っているバージョンもあるのですが、そうした映像を公開するのは時期尚早という感じであります(汗)

ところで、今回使用した機材は以下の2点。ご参考まで。




精進します。
   







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アウディのワークス活動、WECからフォーミュラEへシフト

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アウディが2016年シーズンをもって、WECから撤退との発表。まあ、フォルクスワーゲングループからアウディとポルシェの2社が同じカテゴリに出ていること自体が、グループ全体のプロモーションとしてみるとリソースがもったいないと言えるので、ポルシェがWECに復帰するという発表があったときからの既定路線なのでしょうが、それでも同グループとしてディーゼル推しでなくなっていることの影響もあるのでしょう、おそらく。

なにしろ、ポルシェはダウンサイジングガソリンターボ・ハイブリッド、アウディはディーゼルターボ・ハイブリッドというパワートレインで差別化することで、ある意味で「両雄並び立たたせる」といったブランディングとしていた印象がありますので。まさに北米では現在進行形のディーゼルゲートからアウディがガソリンターボに移行するようなことになれば、まさしく「両雄並び立たず」になってしまいしょう。

しかしながら、こうなるとフォルクスワーゲン・グループ全体としてみるとWECはポルシェ一本化でリソースを集中しやすくなるともいえ、そうなると2017年からWRCに復帰することでリソースが分散するであろうトヨタは、いっそう厳しい戦いを強いられるような気もしますが、さて?


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ステレオカメラのプリクラッシュブレーキシステムといえば…

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日立製ステレオカメラを使ったプリクラッシュセーフティシステムといえばスバルのEyeSightと反射的に思い浮かぶ昨今でありますが、いやいやスズキには「デュアルカメラブレーキサポート」もあるのです。

上の画像は、スズキ・イグニスのステレオカメラで、スバルのそれと比べると少々寄り目気味となっているので、物理的には長距離・高速が苦手な傾向にあるといえますが、軽自動車のスペーシアやハスラーにも採用していることを考えると、ステレオカメラを小さめとするしかなく、その辺りは考え抜いた上でのトレードオフ的判断でありましょうか。

それにしても、スズキのプリクラッシュセーフティシステムは、ステレオカメラのほかミリ波レーダー、赤外線センサーと車種によって異なっているのは、生産国の影響なのか、場当たり的な判断なのか気になるところ。いまや欠かせないプリクラッシュセーフティ機能だけに、ある程度の統一感を持って、購買コストや開発コストの削減を図っていったほうが良さそうな気もしますが、まだ決め兼ねているのか、サプライヤーを天秤にかけているのか?


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街灯がLEDになったから、住宅街もハイビームが吉?

このところ、自動車のヘッドライトはハイビームを基本とすべし、という法的には本則といえる使用方法をあらためて喚起する機会が増えているよう。もっとも先日、というエントリをあげたように、もはやBセグメントでもハイビームを基本としておけば、自動的に対向車や先行車が眩しくないような配光パターンとする時代ですから、ロービームにこだわる必要もないのでありましょう。

ところで、あらためてハイビームを多用すべしと思うのは、節電化の流れで街灯の多くがLEDとなっているから。それまでの蛍光灯に比べて、ピンポイントで照らす傾向のあるLEDは、意外に街灯が照らせていない領域が広くなっているように感じるのです。そのため対向車がいない状況ではできるだけハイビームにした方が歩行者を認識しやすいと感じる次第。

とくに、10月も後半となって秋も深まってくると、暗めの服装とする人が増えてくるので尚更であります、ハイ。

アダプティブヘッドライトとミリ波レーダーによる検知機能が普及すると、この手の話をする必要もなくなるのでありましょうが……。
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 画像はイメージ、雨の夜道です(汗)

精進します。
   







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