クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2016年07月

エンジンルームを整理したという新型インプレッサ

2016年秋に発売予定のスバル・インプレッサ(5代目)のティザーがスタート。その先陣となる国内仕様のお披露目会行なわれたわけですが、その席において新型インプレッサではエンジンルームの眺めも所有欲を満たすように整理した、とのアナウンスあり。

というわけで、並べてみると…。

5代目エンジンルーム
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4代目エンジンルーム
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同じ角度で揃えられなかったミスで、わかりづらいのですが、基本的な話をすればカバーで隠すわけではなく、レイアウトの整理によってイメージを変えたということでしょう。

エンジン自体は直噴化されたとはいえ、補機類のレイアウトは変わっていないので、インテークマニホールドの形状と補機駆動ベルトのカバーが少々変わったくらいの印象しかありませんが、ブレーキユニット(ABSやVDC)の配管が整理されているのは、なるほど狙いの一端がうかがえるような印象。また、エアクリーナーボックスからスロットルボディに向かうパイピングも、無駄を廃したように感じるところ。

そして、バッテリーが斜めに配置され、若干ながら車体中央に近づいているのは、ボディ幅を広げたおかげでしょうか? いずれにしてもストラットタワーとエンジンの位置関係からも明白なようにオーバーハングにエンジンを積むレイアウトであることは変わりなく。若干、エンジンがダッシュパネル寄りになった気もしますが確認できずじまい。今後の取材における課題であります(汗)


精進します。
  







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スバル新型インプレッサに、歩行者保護エアバッグが初採用



プリクラッシュセーフティシステム系の安全装備ではボルボと双璧という印象のスバルが、今秋発売予定の新型インプレッサから歩行者保護エアバッグを全車に標準装備するとの発表あり。

3年前に発表されているボルボV40の歩行者保護エアバッグと比べると、Aピラーをカバーしている範囲が広がっているように見えるのがポイントでしょうか。



まったく別件で耳にした話ですが、前面衝突での安全性を高めるボディの肝はAピラーの強さにあり。しかし、それは歩行者やサイクリストなどへの攻撃性を増してしまう要因にもなるといいます。であれば、インプレッサの歩行者保護エアバッグがAピラーを覆うように展開するのは、おそらく深い意味があるのだろうなと思うわけですが、さて?

精進します。



  







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スーパーカーブーム、自分の好みを決めた一台といえば…

いわゆる「マルニターボ」であります。この姿をツイッターで見かけて思い出すのは1970年代のスーパーカーブーム。小学生が、ランボルギーニやフェラーリといった、それまで馴染みのなかったカタカナを急に覚えたのはその後の人生によかったのか、悪かったのか。

そして、このスーパーカーブームが、自分の中でのスポーツカー像を作り上げたのですが、その原点となったのは、ランチア・ストラトス。エンジンを横置きとしたレイアウトならではのショートホイールベース、ワイドトレッドというスタイリングと、その「じゃじゃ馬」と評された走行性能も含めて、理想ではないにせよ、憧れの存在となったのでありました。

160616_Lancia-Stratos-1974

当然、コレクターズアイテムといえるストラトスには手が届かなかったのですが、スーパーカーブームから20年を経て、マツダが市販した軽スポーツカー「オートザムAZ-1」は、まさに手に届く理想形憧れの実現という意味で)といえる一台であり、実際に兄弟車であるスズキCARAを手に入れることができたのも、また記憶に残る昔話であります。もっとも、AZ-1もコレクターズアイテムとして新車並の高値をつけているようでありますが(汗)

精進します。


  







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着地でサスペンションを撮影できるレンズスタイルカメラ

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アルミ製のアップライトや、ダイキャスト製のストラットタワー……。見どころいっぱいのサスペンションは、ポルシェ718ボクスターのそれでありますが、その見どころは置いておいて、こうした写真を撮るにはジャッキアップしてタイヤを外す必要がありそうなものですが、これはステアリングを切って、その隙間からカメラを中に入れて撮ったものであります。

といいますか、そのために買ったのが、こちら。ソニー・サイバーショット レンズスタイルカメラ QX10であります。



以前にも、この話題をあげましたが、今回思いのほか良く撮れたので、あらためてご紹介。

コンデジであっても小型なものであれば、ホイールハウスの中に入れることのできるものはありましょうが、この手のレンズスタイルカメラは、スマートフォンをデジタルファインダーとして利用するので、こうしたシチュエーションでも撮影したい絵の確認やフォーカスのコントロールがしやすく、またスマートフォン側でシャッターを切ることができるのがメリット。

ちなみに、この画像を撮ったのはタイヤとフェンダーの隙間から覗いた感じでは、直巻スプリングに見えたから。「まさかストラット式サスペンションの市販車で直巻はないだろう」と思い、確認のために撮ったというのが理由。そのくらいの理由で、ジャッキアップすることはできませんし、そもそも道具も用意していませんでしたから。とはいえ、走行直後に手を入れたら、想像以上にホイールハウス内が熱かった(フロント左右にラジエーターがあるため)のは、若干閉口してしまいましたが(汗)


精進します。

【追記】
着地させたままサスペンションを撮れるということは1G状態で縮んだスプリングの様子を撮影できるというのもメリットでしょうか。場合によっては、光を回す工夫は必要かもしれませんけれど。

  







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AMG史上、最廉価モデルというA45の特別仕様車、100台限定

世界最強2.0リッター4気筒ターボの硬質な好印象が残るメルセデスAMG A45 4MATICに装備をシンプル化して走りの純度を高めた100台限定特別仕様車が登場。

A45_white_PR





Racing Editionというネーミングではありますが、走行性能を高める部品交換をしているわけではなく、むしろレースベース車に近いイメージでしょうか。ナビやパワーシート、スマートキーを外した仕様で、ベース車の720万円から137万円ダウンというのは、かなーり頑張った特別仕様車という印象。

気になるのは、もともとのA45ではかなりスポーツ寄りのフィーリングがよかった印象のあるスポーツシートが変わっていることですが、ここはサードパーティ製のフルバケットシートに交換前提ということでしょう、おそらく。

A_45seat

A45については日本法人が公式でサーキットチャレンジを続けるなど、ツクバやスズカ、袖森などの目標が設定されているのも、今回の特別仕様車Racing Editionの正統性というか、意義を感じるところでありまして。メンテナンスコストなどの維持費は不明ながら、ランエボを新車で買ってきてブーストアップを施したくらいの感覚でいえば、583万円はリーズナブルという印象もありますが、さて?

精進します。


  







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ハードウェアは条件を満たしている。しかし完全自動運転の実現は遠い

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こちらのスライドは、先日参加した「ホンダセンシングワークショップ」で提示されたもので、自動運転に関する最低限の要素がまとまっているものといえそう。

このスライドの表現を利用するならば、自動運転の大まかな流れとして「状況把握からの判断、そして計画作りと実行」となるという風に理解できるわけですが、ここで思うのは、自動運転に向けてはハードウェアの進化というのは重要度を落としていて、制御系といいますか、判断するところのAI技術が重要度を増しているのだなあ、ということ。

実際、センサー類とアクチュエータ類は、コストや精度での課題はあっても、いまの世の中で求められている速度域での完全自動運転を行なうには、まずまずな機能を有しているという印象。一方、とくに『行動計画』の部分は、伸びしろが大きいというか、まだまだ足りない部分が多しという印象なのです。

そして、ここでいう行動計画というのは、あくまでも「決まったルートの中で安全に速く目的地に到着するために車両をどう動かすか」というものを瞬間、瞬間に判断するというものでしょうが、AIの進化というのは乗員の意思や感情を汲んだ、臨機応変な対応というのは求められてくるのでは? とも思う次第。
将来的には、パッセンジャーが泣きたいという感情を察知して、自動的にウインドウをミラー状態にするなんていう対応をするのかもしれません、自動運転車(オートノマス・ビークル)は。

精進します。


  







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