クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

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2016年06月

ダイハツ・キャスト、一年を待たずにマイチェンとは

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2015年9月に誕生したばかりのダイハツの付加価値系の軽自動車「キャスト」が、はやくもマイナーチェンジと特別仕様車を設定(リンク先はpdf)、とか。マイナーチェンジといっても、機能面では4WDの最低地上高を5mmほどアップして2WDと同等にしたくらいで、内外装のカラー設定を拡充するなど、セールスに活を入れる的な意味合いを強く感じる内容。

2016年1~5月の累計販売は3.5万台弱なので、メインストリームを狙っているわけではないであろう「キャスト」の商品性からすると、まずまず売れているようにも思えますが、商品企画的には満足いかない数字だからこそのテコ入れなのでありましょうか。もっとも、キャストの場合は、スタイル/アクティバ/スポーツという3本立てのモデルでありますので、この数字では満足いかないのではありましょう。



とはいえ、カラーリングの選択肢を広げることよりも、クロスオーバースタイルの「アクティバ」から、表向きはキャストの名前を外して独立した車種のように展開することが、このモデルのコンセプトをすっきりと見せ、全体としてのシェア拡大につながるような気がするのです。

具体的には、標準モデルといえる「キャストスタイル」を単なる「キャスト」として、クロスオーバーを「(キャスト)アクティバ」、スポーツモデルを「(キャスト)アバンツァート」といった具合にすることで、キャラクターが明確になるのでは? と思うわけです。たとえば、スバルがインプレッサとXVを別のモデルとして展開しているように。


精進します。
  







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ニッサンV8エンジンのALPINEがル・マンでクラス優勝

2013年からスタートしたアルピーヌのWECプロジェクトが、2016年のル・マンにてLMP2クラス優勝を遂げております。
いやはや、フォードGTのデビューウィンもそうですが、ALPINEもリ・ブランディングの一環としての耐久レース参戦でありましょう。個人的には、ALPINEといえばラリーのイメージも強いのですが、そのヘリテージやフランスのブランドという点からすると、ル・マンというのは絶好のブランディングの場。あえてLMP2をステージに選んだのも、そのキャラクターから考え抜かれた戦略なのでありましょう、おそらく。

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いや、まあLMP2の最多エンジンサプライヤーが日産であること、もちろんアルピーヌも日産V8エンジンを積んでいることを思うと、グループ内でのリソース活用云々なのかもしれませんが(汗)

そして、そろそろアルピーヌ・ブランドのスポーツカーがローンチするタイミング(2017年より生産開始をアナウンス済み)なわけですが、はたしてどこまでル・マンのイメージを受け継いだプロモーションになるのかも興味津々。コンセプトカーはモンテカルロ・ラリーでの活躍を想起させるようなムービーでしたので……(汗)


精進します。
  







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メルセデスの新世代クリーンディーゼルのキーワードは「マルチウェイEGR」

メルセデスのEクラスが搭載している新世代4気筒ディーゼル「OM 654」、グレードでいうとE220d(2016年春にローンチ)が搭載しているこのエンジンは、アルミクランクケース(ブロック)にスチールピストンという、それまでの常識とは真反対の素材を選んでいるのが、革新的なエンジンである所以といいますか、素材のチョイスに絶対的な意味があるとはいえないまでも、そうそう他社は真似できないのだろうな、と思うところ。

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いろいろ課題の出てきているディーゼルですが、もちろんリアルドライビングエミッションへの対応も考慮しているそうですし、条件を問わずクリーンであることを考えて、様々なテクノロジーが搭載されたエンジンなのだそうで。

その中でも気になるキーワードは『マルチウェイEGR』。低圧と高圧と2系統のEGR(排気再循環)を持つディーゼルエンジンは珍しくなく、あえてマルチウェイとアピールしているということに意味があるのでしょう。
The new engine is equipped with multi-way exhaust gas recirculation (EGR). This combines cooled high-pressure and low-pressure EGR.
なんでも、マルチウェイEGRの主たる目的は、NOx排出量の低減にあるそうで。それも燃焼温度を下げて根本的な発生を抑えるという当たり前の使い方ではなく、SCRの活性化といった視点から排気温度を管理するための手法としてEGRを混ぜわせるといった使い方をしている模様ですが、やはり詳細不明なのであります、ハイ(汗)

精進します。

  







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フォードGT、ル・マン復帰年のデビュー・ポール・トゥ・ウィン

ワークスの走らせるLMP1hマシンによるオーバーオールの争いではトヨタの惜敗におわった2016年のル・マン24時間耐久レース。

しかし、ル・マンでその名前を上げたマシン「GT40」の現代版といえる「フォードGT」は、完璧な準備ができていたのでしょう。かつてのGT40が初勝利をあげてから50年目となる今年、カムバックしたデビューイヤーに、ポール・トゥ・ウィンという偉業を成し遂げたのです。

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完璧なプロモーションを遂行した、すべての関係者の勝利でありましょう。日本からは撤退してしまうフォードですが、絶対に外せないブランディングを成功させてしまう底力は、グローバルには盤石といえるのでしょう、としみじみ思うのでありました。

 
精進します。
  







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メルセデスの4気筒ディーゼル「OM 654」が採用した新しい”ステップドボウル燃焼プロセス”とは?

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ダイムラーの技術展示イベント「Tec Day」にて世界初公開された新しいディーゼルエンジン「OM 654」に採用されたという燃焼プロセスが”ステップドボウル・コンバスション・プロセス」。該当ディーゼルエンジンのピストントップ(≒燃焼室)形状に由来するネーミングだそうですが、残念ながらというか当然の話ですが、現地にてパネルを見たりしていないので詳細は不明。
World première in a passenger car: the stepped-bowl combustion process
Making its début in a passenger-car diesel engine, the new OM 654 employs the Mercedes-Benz stepped-bowl combustion process - named after the shape of the combustion bowl in the piston. The combustion system has been completely redesigned. The stepped bowl has a positive effect on the combustion process, the thermal loading of critical areas of the pistons and the introduction of soot into the engine oil. The efficiency is increased by the higher burning rate in comparison with the previous omega combustion bowl. The characteristic feature of the specifically configured combination of bowl shape, air movement and injector is its very efficient utilisation of air, which allows operation with very high air surplus. This means that particulate emissions can be reduced to an especially low level.
ステップドボウルということは、マツダSKYACTIV-D 1.5の段付きエッグシェイプピストンのような考え方なのでありましょうか。ところで、この新しいディーゼルエンジンは、 を使っているはずで、そのあたりも含めて、燃焼プロセスにおけるチャレンジをしているのでありましょう。

リリースの文言からは燃焼速度を速めることで、燃料噴射量そのものを従来よりも低減しつつ、十分な膨張エネルギーを得ているようなムードを感じるのですが、さて?


精進します。
  







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ドアミラーレス車は自動運転レベル3の普及と共に増殖する?


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既報の通り、ドアミラー(後写鏡)をカメラとモニターによって代替するCMS(カメラモニタリングシステム)が保安基準で認められたのでした。

こちらの画像は、2016年の人とくるまのテクノロジー展にて撮影したフォルクスワーゲンXL1のカーボン製ボディシェルでありますが、省燃費スペシャルカーのXL1が採用していたのがカメラによってドアミラーを代替するモニタリングシステム。コストを考えると、ひとまずはこうしたスペシャルなクルマに限定される機能でありましょうが、その将来性を占うキーワードは「自動運転」であろうと思うのであります。

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ドライバーアシストの自動運転(レベル2)ではなく、レベル3以上のドライバーがバックアップとして存在するようなクルマにおいては常に後方を確認するためにドアミラーが突起物として存在しているのはナンセンス。

自動運転においてはカメラやセンサーによって側方の状況を検知するようになるでありましょうから、万一の場合には、そのセンシングデータをビジュアル化してドライバーに知らせれば事足りるといえるかも。つまりレベル3の自動運転技術が実現されるであろう未来を考えると、こうして保安基準が改正されたことの意味が見えてくるような気がするのです、エエ。


精進します。
  







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