クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2016年01月

リフトアップしたハスラー、轍に強そうという思い出

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ウン十年ぶりの大寒波というフレーズを耳にすることの多い、この冬。各地で積雪が話題(問題)になっているのでしょうが、雪道での走行といえば轍(わだち)とトレッドが合わないケースが気になることも少なからず、という記憶あり。

さらに轍が深くなってくると、ボディと雪の干渉も気になってくるわけですが、このあたりは最低地上高が同じ程度であれば気にならないので、トレッド幅の違いほどは影響しない印象も。ただし、トラックの往来が多い地区では気になるかもしれません。

思えば、1990年代のクロカン四駆ブームの頃は、パジェロやテラノが基準で、そうしたクルマに最適化(?)した轍で、アルトやヴィヴィオといった普通の軽自動車では非常に走りづらかったような記憶もありますが、今は昔の話でありましょう(汗)

そんな昔話を思い出すと、東京オートサロンに出展されていたスズキ・ハスラーのリフトアップ仕様「ラフロードスタイル」にスタイリングだけでなく走りのメリットとしてのリアリティを感じてしまうのですが、さて?


精進します。








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1月30日はマツダのバースデー! #マツダの創立記念日にマツダ車を貼る

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ロータリーやSKYACTIV、魂動などなど作り手の思いを強く感じるブランド、マツダの創立記念日なのだそうです、1月30日は。というわけで、「#マツダの創立記念日にマツダ車を貼る」ハッシュタグにのって、いろいろと画像をHDDから探してみたりする土曜日。


ここ数年、非常にプロダクトアウト感を色濃くすることでブランディングしているメーカーだなな、とも思うわけですが、プロダクトアウト、技術オリエンテッドというのは、ともすれば独りよがり的な印象ともなるわけで。


そろそろ、マーケットインというか、ユーザーの声を聞いて、バランスをとる時期なのではないかと思う次第。ひとまず成功している中で、ブレないようにバランスをとるのは難しいのでありましょうが…。
まあ、あえて空気を読まないことブランド力の源泉となっていると感じる部分も少なくないので、ブレずにゴーイングマイウェイとばかりに突き進むのでありましょう、きっと。

ただ、表に出てくる声が自信満々すぎて、ひいてしまうというのが正直なところ。技術的にいうと、先進安全技術において停滞しているように見えるのも、また気になる点ではあります、ハイ。



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個人的には色々あって、本来の意味で「敷居が高い」メーカーなので、なんとか敷居を跨ぐことができるようにしないといけないのでありますが、どうなりましょうか。

精進します。








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ホンダVTECエンジンは過給と相性いいからブースト圧が上がらない?

ホンダS2000のエンジンチューンについて、とあるエンジニア氏と話していたところ「VTECエンジンは空気を吸い込むから、ブースト圧が上がらないんです」という発言があって、なるほどホンダエンジンは過給チューンがマッチするということがピーンと来たのでありました。

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過給エンジンの常識的な見方をすれば、ブースト圧が上がりづらいエンジンというのは相性が悪いように思えますが、じつは真逆という話。優れたNAエンジンというのは負圧域となっているサージタンクから空気を吸い込めるだけの吸引ポテンシャルを持っているわけで、そこに過給器をプラスすれば、より多くの空気をシリンダー内に吸い込めるということ。

そして過給圧というのはサージタンク内圧でありますので、吸引力の強いエンジンであれば、それなりに過給しても吸い込む量が多いので、なるほど”サージタンク内圧であるところのブースト圧は上がらないと表現できる”のでありますし、そのことは内燃機関としての素性の良さを示すエピソードなのでもありましょうか。

見方を変えると、過給器というのは空気を吸い込みづらいエンジンに無理して押しこむためのデバイスではないということ。20世紀のVTECエンジンがこれほど過給と相性が良いのだとすれば、21世紀のVTECターボのブースト圧が一見すると控えめな過給圧でありながら、しっかりとトルクを出している理由にも納得した次第。いろいろな話がつながる取材でありました。

というわけで、そうした取材の成果が載っているのはこちらの一冊。ハイパーレブS2000 VOL.8であります、ハイ。



精進します。








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ダイハツも軽自動車も残りそうな完全子会社化

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業務提携から約半世紀、連結対象子会社化から約四半世紀、いまさら感もありますが、ついにトヨタがダイハツを完全子会社化で、上場廃止との報道。正式な記者会見は、YouTubeでの生中継もあり。

いろいろ見方はありましょうが、2014年に生え抜きの三井さんが社長に就いたときから、この完全子会社化に向けたもろもろはスタートしていたのかもしれない、とか穿った見方でしょうか。

トヨタから天下りの社長のときに完全子会社化では士気が下がるでしょうが、生え抜きのトップが決めたとなれば、意思統一がしやすい的な。

そんなこんな、記者会見の中継を見ながら、あれこれ感じたことなどをつらつらツイート。


ヤリス(ヴィッツ)とパッソを一本化して、開発・生産のすべてをダイハツに投げるけれど、完全子会社化なので自前主義には触れないよ、と。だから、これまで小型車開発をしていたチームは口を出さずに、開発リソースを有効活用するように、という感じでしょうか。

コペンよりもミライースという、もっともベーシックな軽自動車の名前を出したのは、純粋にモリゾウとしてなどと言っていましたが、かなり深く考えた結果という印象。これまで、スズキが担っていた印象もある軽自動車のあれこれを守るロビイングについて、トヨタとしてコミットするということを感じさせるのでありました。




それはさておき、ミラといえばラリーでも活躍した時期のある名車。個人的にはL502が史上最良の軽ホットハッチと思っているのですが、走りの純度を高めたミラの復活などを期待してみたりするのでありますが、さて?


精進します。


  








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世界一美しいコンセプトカー、マツダRX-VISION

2015年の東京モーターショーではアイドル的な存在となったマツダのコンセプトカー「RX-VISION」。 世界的にも美しいコンセプトカーとして認められたようであります。

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なるほど、世界的にみても美しいコンセプトカーだったのであれば、2015年の東京モーターショーを象徴する一台といっても過言ではなかったのでありましょう。

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ちなみに、ほかのノミネートカーは、ベントレーEXP10スピード6、プジョー・フラクタル、ポルシェ・ミッションEだったそうで、たしかに”ビューティ”という基準でいえばマツダが目指しているレベルは世界的にも高いかもしれないと思うのでありますが、さて。

そして、Zoom Zoomの次なるステージへのステップアップを感じる昨今でもあるのでした。プレミアム狙いが増えてしまうと、マーケットは違う要求をはじめるかもしれませんが…。



精進します。








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フォードといえば現CEOは日本を知るマーク・フィールズ(元マツダ社長)

フォードが日本から2016年内にて撤退するということが、正式に発表されてしまいました。

撤退の判断について、あれこれ批評したくなる前に、忘れてはいけないのは、現在のフォードの最高経営責任者は、かつてマツダで代表取締役を務めたマーク・フィールズ氏であるという事実。

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極東の年間5000台程度の市場から撤退するレベルであれば、CEOの判断をあおぐまでもなく、地域担当バイスプレジデントが決定できる事項かもしれませんが、それでもトップに報告がいかないはずもなく。だとしたら、日本市場について肌感覚(とはいえ10余年前ですが)を持っているからこその撤退の決断という見方もできそう。

もちろん、現状の数字と将来予測が主な判断理由でしょうけれども、市場としての特性を十分に理解した上で撤退を決断したということになれば、それこそ日本市場を冷静に判断した上で、グローバルマーケットの中で存在感がなくなっているという話。

厳しい見方をすれば世界からは今後無視される市場であるという事実を、危機感を、あらためて感じるのです。


もはや資本関係もなくなっているので、あり得ないこととは思いつつ 「マツダがプレミアム性を増しているから日本市場では勝てないよ、ハッハッハー」 くらいのリップ・サービス的なジョークでも聞こえてくれば、多少は気持ちが救われるかもしれませんが(汗)

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精進します。
  







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