クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2015年10月

変形ロスと空気抵抗を低減するBSのオロジック、さらに洗練 #44thTMS

ecopia_with_ologic

大径・高圧・狭幅というプロファイルにより燃費性能を上げるというブリヂストンの次世代タイヤ基幹テクノロジーが『ologic(オロジック)』で、すでに市販モデル(BMW i3)にも採用されている現実的な技術。

でありますから、当然といえば当然なのですが、2015年の東京モーターショーに展示されている、その大径・狭幅タイヤの佇まいは、前回モーターショーで見たものとは明らかに違っていて、それ単体で見ている限りは、すっかり洗練された印象を受けるほど。

あとは、この大径・狭幅というプロファイルを理に適ったデザインとして消化(昇華)したショーカーや市販車が続々と出てくれば、「ologic」などと特別扱いせずに、当たり前の姿になっていくのかもしれません。

とはいえ、この大径・狭幅タイヤを履いたBMW i3がフォロワーへのハードルを上げた感も否めませんが(汗)


ちなみに、大径・高圧で変形を抑制、狭幅で空気抵抗減なのが燃費性能を劇的に向上させるポイントなのが、このタイヤが一過性のものではなく、将来性を感じさせるところであります、ハイ。

参考リンク:次世代低燃費技術採用タイヤ「ECOPIA with ologic」
http://wsc.bridgestone/jp/about-ologic/
タイヤの大径化によって、接地部分の変形を抑制するとともに車両の燃費向上に関わる転がり抵抗を約30%低減しています。また、狭幅化によって、走行時の空気抵抗も低減します。

精進します。













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東京モーターショーで撮った2本の動画 #44thTMS

ところで東京モーターショーにムービーの機材は持って行かなかった(もともと持っていない?)のですが、どうしてもスチール(静止画)では表現できないと思った2点だけはiPhoneで動画撮影。その場でYouTubeにあげていたのですが、再生回数に歴然とした違いが(汗)



ZFブースで見かけたのは、複数のリンクにより70度以上もタイヤが切れるという次世代のステアリングシステム。ZFというよりは同グループに吸収されたTRW由来のテクノロジーなのかもしれませんが。

ポイントはハイマウント型のステアリングで、フロント周りにエンジンを積まない車体を想定したシステムという点でしょうか。具体的には後輪駆動の電気自動車で小回りの要求されるコミューター用。そして、ここまで前輪が切れるというのは人間が運転するのに慣れや訓練が必要な気もすれば、自動運転(機械による操舵)を想定しているシステムでもあるとのことで。

その筋の人には必見といえるデバイスですが、再生回数は伸び悩み状態。


 

 
_MG_1677
 
もう一つアップした動画は、スズキが新開発したという、ほぼ市販状態のアルトワークスが搭載していた5速MTのストロークを確認するために撮ったもの。

こちらは、おかげさまで再生回数は純著にも伸びております。動画では伝わりづらいフィーリングについては、かなりカチッとしたもので、軽スポーツとしてはトップクラスと評されるであろうと思う次第。

アルトワークスの本気度を感じる仕上がりであります、ハイ。


精進します。













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トヨタ「KIKAI」は「MIRAI」へのカウンターか? #44thTMS

第44回 東京モーターショー。トヨタ・ブースの主役ではないでしょうが、強烈なバイプレーヤー的存在感を醸し出しているのが「KIKAKI」。メカメカしさむき出しのスタイルは、スチームパンクぽさもありながら、じつはハイブリッドパワーユニットをリアに搭載するというギャップもユニーク。

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それにしてもトヨタのハイブリッドシステムは、アクセルペダルもブレーキペダルもバイワイヤになっているはずなので、バックヤードで作るにしてもエンジン搭載位置の自由度は高いのかも、などと思ってみたり。

「KIKAI」のベアシャシーを販売して、パワーユニットは購入者が自分で手配するというキットカー的なビジネスも想像してしまう一台でもありました。

toyota_kikai150
 

 
toyota_kikai151

そして、ハイブリッドパワーユニットも、こうして仕上げ次第では機械的魅力をアピールできるというのは、ハイブリッドが最先端ではなく、それなりに枯れた技術になってきたから受け入れられるフィニッシュでしょうか。

その意味では、ハイブリッドよりも先進的な燃料電池車「MIRAI」が量産されていることが、こうしたコンセプトに説得力を与えているのかも…というのは考えすぎでしょうか。

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ちなみに、タイヤサイズは175/80R16 91S。今どきのショーカーとしては異例なくらい細くて、分厚いタイヤだと思いきや、よくよく考えればジムニーのサイズであったのでした(汗)

精進します。














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燃料電池車の排気口(排出口?)はプラスティック製 #44thTMS

東京モーターショーで、知ってはいても、なかなか目にしないものを見かけたのでメモ的にパチリ。


mirai_ex_tail


この黒い樹脂のボックス、なにかと言えばトヨタの燃料電池車「MIRAI(ミライ)」の排気出口部分。

内燃機関のマフラーでいえば、テールエンドサイレンサーに当たる部分といえますでしょうか。水素と酸素を反応させて発電する燃料電池、排出されるのは水だけなので、排気口ではなく、排水口というべきなのかもしれません。

それにしても、テールエンドが樹脂というのにインパクトを感じてしまうのは、やっぱり”内燃機関の常識”に囚われているからなのでしょう(汗)


精進します。














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ネットで商談申込み750台限定のシビックタイプRは安いか高いか

2015-10-29-14-44-25

専用サイト( http://www.honda-entry.jp/ )のみで商談申込みが可能で、限定750台(白:550台、黒:200台)というシビックタイプR。その価格は428万円、おそらく値引きは期待できないのでしょうが、為替を考えるとかなりギリギリの線という印象ですが、それにしてもFFホットハッチの価格としては、かなり高価。


限定モデルという希少価値もありますし、タイプRという名前の価値は無視できません。

しかし、単純にパフォーマンスでいうと、308馬力の4気筒ターボに6速MTでメーカー希望小売価格が379万800円というフルタイム4WDマシン「スバルWRX STI(標準仕様)」というカタログモデルが、いつでも買えるという現実と、そのパフォーマンスを考えると、シビックタイプRに割高感を覚えるというのが正直なところ。

ビルシュタインのサスペンションを組み込んだWRX STI タイプSでも411万4800円ですので、シビックタイプRより安いわけです。さすがに東京モーターショーのタイミングで発表されたSTIコンプリートカーで400台限定のS207( http://sti.jp/product/s207/index.html )は、599万4000円~のプライスタグを掲げておりますが、これはこれで328馬力の強心臓へとスープアップされているわけで。

もちろん、シビックタイプRは東京モーターショーで飾られている状態をチラ見しただけで、そのパフォーマンスを体感したわけではないので、数字ベースの机上の空論ではあります。ですから、シビックとWRXを比べて後者が安いのは事実としても、ドライバーが感じるパフォーマンスやオーナーが得られるエクスペリエンスも含めて割安なのかどうかは分かりかねるのではあります(汗)

台数限定の輸入車ですから、これまた単純比較はできませんが、FF最速にこだわった結果として、4WDよりも高価になってしまったのだとしたら、本末転倒感もありますが、さて?


精進します。













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ブリヂストンのエアフリータイヤは小型EVにぴったり #44thTMS

BS_Airfreeconcept

いまさら珍しくはない、空気を入れないタイヤを、東京モーターショーにブリヂストンが出品。

このタイヤ、具体的にはトヨタ車体の次世代コムスのコンセプトカーに使われていましたが、電動コミュターをシェアリング的に使うのであれば、空気圧管理が不要なエアフリータイヤは相性が良さそう、などと思うのでありました。

精進します。














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