クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします
二輪・四輪にかかわらずパーソナルモビリティが、どのように変わっていくかを考察します

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2014年12月

2014年、あのクルマ、思い出のディテール

2014年、たいへんお世話になりました。

長年こんな仕事をしていても、試乗感想を書くのは自分の仕事の範疇では際(きわ)にあるというか、ほとんどオファーがないので、新車に乗る機会もあまりなく。そんな人間の思い出では、参考にはならないでしょうが、あくまで年末に一年を振り返るという意味で、2014年に乗ったクルマから、印象深かったディテール的な部分を記憶のアシストとして記しておこうかと。
なにしろ、物忘れの激しい年齢になっておりますので(汗)。


●スズキ・ワゴンRのエンジン始動マナー

スズキがワゴンRのビッグマイナーで投入したハイブリッド車、「S−エネチャージ」と呼ばれている仕組みは、ISGとリチウムイオン電池を組み合わせたマイルドハイブリッド機構といえるもので、ハイブリッド感はほとんど感じさせないのではありますが、そのスマートなエンジン再始動性は記憶に残しておきたい感じ。

むしろ、軽自動車のアイドリングストップからの再始動マナーが、このレベルだと捉えると、全体のハードルがあがった感もあるのでした。

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●マツダ・デミオのリア接地性

クリーンディーゼルの搭載、走り重視のパッケージングなどなど玄人筋の評価が高いマツダ・デミオでありますが、個人的に目からウロコ的な感じで、記憶に留めておきたいと感じたのはリアの接地性。コンパクト系のFWD車ですが、イメージ以上にリアをドッシリとさせておくことで、いろいろ乗りやすさにつながっている模様。

そうした特性を活かすには、運転のイメージを変えたほうがおもしろそう(むしろAWD的なイメージ)と感じたのでありました。ノーズが重いのではなく、プッシュアンダー的な挙動と捉えて乗りこなす的な話というと誤解を招くでしょうか……。

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●新世代スバル車のフロント接地性

おそらくレヴォーグ以降の、WRXやレガシィのシャシー共通の特徴として感じたのは、フロントタイヤの使い方がコロッと変わったこと。それまでに比べて、旋回時にタイヤのショルダーを使わないようになっている印象で、ストロークしてもキャンバー変化が少ないというか、常にトレッド面をうまく路面に追従させているような安心感があったのが記憶に残るところ。

スラローム的な走らせ方をすると、ショルダーよりセンター部分の負担が大きそうな印象もあるほど。このあたりの、おそらく考え方の変化は、これからのスバル車をかえていく予感。そして、シャシーの基本設計は変わっていない中での味付けの変化ということは、チューニング的な視点からすると、アームの変更などでも、同様の変化を実現できるのかどうか、気になるところであります。

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●ホンダ「i-DCD」の進化

2014年はホンダ・フィットのリコール連発が、ある意味で話題でありました。そして、リコール対策後のフィットハイブリッドは、もろもろの対策のせいなのか初期モノよりもギクシャク感が強まっていて、いかにも1モーターハイブリッドの悪癖を感じさせるものでありました。が、ほぼ同じパワーユニットを搭載しているはずの「グレイス」のハイブリッドシステムには、そうしたギクシャク感はなくなり、かなりマイルドかつスムースに走るのでありました。

立ち上がりでつまずいた感もあるホンダ i-DCDではありますが、そのポテンシャルはかなり高いのかもしれません。そんな可能性の芽を、グレイスに感じたのは記憶に残しておきたいところ。

もっとも、レジェンドも前輪駆動についていえば1モーター+DCTのハイブリッドシステムでありますから、本来はスムースなフィーリングを持つパワートレインなのでしょうけれども。

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というわけで、いろいろ勉強させていただいた2014年も間もなく終わります。



精進します。







2014年下半期、インパクトあったのはマツダ・デミオ

2014年 下半期に寄稿させていただいた紙媒体は19冊。年末に向けて、怒涛のホンダ新車攻勢を取材した印象が強く残っているのですが、意外にアルバムもの、とくに軽自動車アルバムへ関わることの多い半年でありました。

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しかしながら、2014年の〆はスバル・インプレッサ&WRXのハイパーレブ。スバルな一年を象徴しているようであります、ハイ。










































思い返すと、下半期ではマツダ・デミオを軸にした時期もあったような気も。たしかに記憶に残るクルマでもありました。
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それにしても、ハイパーレブの取材では久しぶりにチューンドカーに触れる機会もありましたが、あの独特の雰囲気は、それはそれでクルマの楽しみ方としての魅力を再確認であります。



2015年、果たしてどのような媒体に関わることができるのか、まったく不明ですし、そもそも関わる機会をいただけるのかも不明ですが、ともかく……

精進します。







2014年上半期、紙媒体ではスバルの新車にお世話になりました

2014年に出版された紙媒体。まとめてみると40誌ほどに寄稿させていただいておりました。

というわけで、まずは上半期に出版された媒体について、振り返ってみると……。

1~6月で関わった媒体は21冊。印象としてはスバルとホンダに関する原稿を書かせていただく機会が多かったというか、スバルについてはレヴォーグとレガシィのおかげで仕事が増えた印象もあるほど、助かりました(汗)

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実際、数えてみると、スバルに関する媒体は5冊なので、それほど多いわけではありませんし、ホンダをテーマにした媒体も5冊だったりするのですが。

というわけで、ほぼ発行日の順に上半期の21冊を振り返ってみたりする年末です。

 









































関係各位、また駄文にお目通しいただいた方に感謝。

精進します。







ホンダのハイトワゴン軽自動車3兄弟?

一ヶ月弱のティーザー期間を経て、2014年12月22日にN-BOXスラッシュ発売開始というわけで、数年ぶりにホンダの新車発表会なるものへ顔を出したのでした。

目についたのは、無限のアクセサリーパーツを装着したデモカーで、その特徴的なグリルに開いたインテークを覗きこめば、そこにインタークーラーのフィンが見えるのが、なんともメカメカしく、この新型車が持つ別のキャラクターを感じてしまった次第。

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アメリカン・カスタムテイストの新ジャンル軽自動車というN-BOXスラッシュには、「スーパーハイトワゴン・ベースの4ドアクーペ」というキャラクターには、走りへの誘いもあるようです、ハイ。



走りのハイトワゴン軽自動車といえば、ホンダはN-ONEのワンメイクレースなども開催しているのでありますが、そういえば、これにてホンダの軽自動車は、全高1600mm台のカテゴリーに3モデルを並べるということに。





ザッと、同等グレードの価格と車高を並べてみましたが(画像はイメージ)、たしかにカテゴリーは被っていても、価格帯からは住み分けているのでしょうし、ハイトも微妙に異なるのでした。

そして、これはきっとホンダの伝統なのでしょう、おそらく。

 
精進します。







ホンダのハイブリッドと9速AT。その共通項とは?

ホンダ(アキュラ)が9速ATを採用するとか!ということで、アキュラTLXです。

V6エンジンのグレードに9速ATを採用でありまして、そのシフト操作系がこちら。

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どこか見覚えある形状だと思えば、北米ではアキュラRLX、日本ではレジェンドとして販売されるスポーツハイブリッドSH-AWDの操作系と同じテイストなのでありました。

ちなみに、レジェンドの操作系はこちら。

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素材の処理などは異なりますが、形状は同一と思われ、すなわちハイブリッドに限らず次世代ハイテクトランスミッションのスタンダードとなるのでありましょう(ホンダの場合)。



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そして、こちらがアキュラTLX用9速ATの単体カットモデル。

どう見ても……です、ありがとうございますという印象ですが、さて?


ところで、ホンダの9速ATといえば、欧州ではCR-Vに搭載するようですが、そのシフト操作系がこちら。

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なるほど、こちらはフィットなどのi-DCDと同形状。


グローバルモデルのチェックを怠っておりました(汗)

2015年に向けて反省中。



精進します。







紅白2トーンでめでたい、スズキ・ハスラーの特別仕様車

2014年の自動車業界を振り返ると、スズキ「ハスラー」の登場というのは、かなりのニュースというか、業界地図を塗り替えるほどのインパクトのある出来事でありました。 復活! 軽ナンバー1はスズキという2014年度上半期というエントリをあげたこともありましたが、おそらく、2014年の軽自動車販売シェアはスズキが8年ぶりだかにダイハツから奪還するはずで、その原動力となったのは、新ジャンルとなる「ハスラー」の上乗せぶんと言えそうだから。実際、ハスラーの上乗せを除くと、おそらく消費税増税の反動をまともに受けた結果だったでしょうし……。

そんなわけで、スズキ・ハスラーがRJC カー オブ ザ イヤーを受賞したというのは、クルマ単体での評価だけでなく、まさにマーケティングを含めた商品企画としての評価なのだろうな、と感じる部分あり。

そして年末、RJC受賞記念の特別仕様車「J STYLE」を発売であります。
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受賞記念というお祝い仕様らしく、紅白(フェニックスレッドパールにホワイトルーフ)というレギュラーモデルにはない2トーンの組み合わせを用意しているのが「J-Style」の特徴。スチールホイールもホワイトとしてお目出度い感を強調しております、ハイ。



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そのほか、クールカーキパールメタリック+ホワイトルーフ、ブルーイッシュブラックパール+ホワイトルーフという、これまたレギュラーモデルには存在しない2トーンを用意しておりますが、時節柄と受賞記念ということもあって、紅白ハスラーがなんとも印象的。
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ある意味で、2014年の自動車業界を象徴する特別仕様車という感もあり、なのでした。

そこまでいうと、大袈裟ですが(汗)
 

精進します。








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【追記】
インテリアも特別仕様車。カーキとレッドのカラーパネルは初登場のはずで、車両のイメージからするとカーキ2トーンも似合いそう。

ちなみに、設定されるのはNAエンジンとCVTの組み合わせで、駆動方式は2WDと4WD。メーカー希望小売価格は1,479,600円と1,605,960円だそうであります。 
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