クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2014年08月

スズキのAGS、ケータハムへの展開を妄想

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オートギヤシフト、簡単にいえばRMT(ロボタイズド・マニュアルトランスミッション)でありまして、すでにスズキは横置きレイアウトでは市販しているのですが、それを軽トラにも展開というわけです。

シフトチェンジはエンジンと協調制御という触れ込みではありますが、おそらくシンプルに速度とエンジン回転での制御も可能でしょうし、かつてトヨタがMR-Sで実装したように、クラッチ操作だけを自動にするセミオートマというのもありえそう。

そんなシステムが、1990年代にカプチーノに搭載されていて、しかもパドルシフトだったら、と妄想するのは、カプチーノのコクピットの狭さに閉口しつづけたメタボだからでしょうか(汗)


AGSを利用して、パドルシフトのセミオートマが可能になるとすれば、具体的には、スズキのエンジン・ミッションを使ったケータハムにも搭載できないものか、と想像は羽ばたくばかりなのでした。
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ステアリングとシフトノブの位置も近く、パドルシフトにするメリットはそれほどないかもしれませんが、ステアリングから手を離さずに済むというのは、こうしたピュアスポーツであればメリットとなりえそう。もっとも、ケータハムの場合は、3ペダルで操作することにも意味ありかもしれませんけれども。

何にしても、キャリイで使っているシフト周りをそのまま移植するのは、前倒しでシフトダウンという配置はいいとして、それ以外はノーサンキューという感じではあります(汗)
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もっとも、キャリイのAMTの仕上がりを確認していないので、クラッチコントロールがどこまで洗練されているかは不明ですし、その仕上がり次第ではスポーツカーに使えるものではないかもしれませんが。

実際、フォルクスワーゲン up! のシフト&クラッチフィールから想像するに、どんなに洗練させてもRMTという仕組みでは厳しいのかもしれないなあ、と思う部分もあったりするのでして……。


 

ランドクルーザー70、リボーン?

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ランドクルーザー70シリーズが復活。バンとピックアップ、いずれも商用車で、エンジンは4.0リッターV6の1GR-FE。170kW、360Nm、ハイオク仕様、そしてJC08モード燃費は6.6km/L


ほんの短い期間でしたが、1990年代のクロカン四駆ブームの頃に、四駆雑誌のコゾーをやらせていただいた自分としては、ランクル70はリアルタイムで乗る機会もありました(乗用のプラドが登場していたこともあって、すでに70はマニアックな存在だった記憶あり)。







というわけで、個人の感想的には、全長5m、ホイールベース3mオーバーというプロポーションのピックアップが刺さります。しかし、普段使いにするには、取り回し的にも、燃費など運用予算的にもハードル高しという印象。

もっとも、1ナンバーとなるので、税金や保険といった維持費は3ナンバーの乗用車に対して、ずいぶんと抑えられるはずで、いざ手に入れてしまえば、なんとかなりそう……などと思ってしまうと、危険な誘惑になってしまいます(汗)


とかなんとか言いながら、実際の使用シーンをアタマに浮かべると、ハイゼットの特別仕様車VSグレードの5MT・4WDあたりが現実的な遊びクルマだなあ、とも思ってしまうのでありました。
 
【追記】
なんだかランドクルーザー70の販売を、再生産と思っている向きもあるようですが、これあくまでグローバルでいうと現行モデルであって、国内仕様を再設定しただけの話であって、けっして昔の型を引っぱり出してきて作っているという意味ではないと思うのですが……。 

さそりのFドリ、心にささる

北米エリアで、アバルト500オーナー向けに開催されている『Abarth Track Experience』なるイベントを紹介するクライスラーのニュースリリース、内容的には無関係でスルー案件なのですが、そこに使われている画像にメが釘付け。

 FT014_073FH__mid

さそりのFドリ、であります。


おそらく、サイドブレーキを引いているのだとは思いますが、こうした写真をオフィシャルに使ってしまうのは、さすが。

そして、エンジンも絵になるカムカバーなのでありました。
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1.4リッターMULTIAIRターボの最高出力は157馬力。冷静に考えれば驚くほどのPOWERではありませんし、この排気量の過給エンジンとしては予想通りというレベルかもしれません。

とはいえ、このさそりのカムカバーは刺激十分で、意味もなくエンジンフードを開けたくなる、そんな誘惑たっぷり。

いやいや、どんなクルマでも運行前点検はしないといけませんが(汗) 

VWポロがACCをつけた、ということは……?

BセグでもACC装備なフォルクスワーゲン・ポロという動画と、マツダ・アクセラの新グレードと。 というエントリをあげたのは、つい先日でしたが、本日より正式に日本上陸となる模様。
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いくら日本仕様の上位グレードは豪華装備の標準傾向があるとはいえ、BセグメントでACC(追従クルーズコントロール)がつくというのは、かなりのインパクトであります。

もっとも、フォルクスワーゲンといえばup!で低速型プリクラッシュブレーキを日本仕様には標準化したものの、あっという間に軽自動車にも装備されるようになって、差別化が難しくなったように、これをキッカケに、Bセグメントから軽自動車にかけてACCの波が押し寄せるのかも?

スズキはソリオでミリ波レーダー式のプリクラッシュブレーキを採用しておりますし、ESC標準化の流れもありますから、40km/h以上のACCであれば、Bセグ~軽自動車においても採用され、拡大する可能性も高そう。歴史は繰り返す的に期待するのでありました。

New_Polo_ACC





自由に操るという贅沢 Subaru New WRX Debut 【ボツ原稿】

本日2014年8月25日、スバルWRX STIがフルモデルチェンジ。

そのデビューにあたって書いた、某誌向けのボツ原稿(埋草)。

もったいないのでブログにて陽の目、であります(汗)


wrx_sti_ej20


パドルによる電光石火のシフトワーク、低速からトルクフルな直噴ターボエンジン……
WRXの新しい提案である「S4」には、そうした現代的なテクノロジーを投入した。  
一方で、ピュアスポーツである「STI」は昔ながらの高回転型ターボエンジンと6速MTというパワートレインを与えている。

WRX STIのキャラクター、ポジショニングは変化しつつある。

単に速さを求めたパッケージングから、速さは当然のものとして、機械に操作を左右されない楽しさや趣味性を加えるフェイズへと。
すなわち古典的なスポーツAWDの走りを磨きあげたのが、WRX STIである。

古典といっても古臭いという意味ではない。時代を超えて規範とすべきもの、それが古典が持つ本来の意味である。
新しいWRXは、まさに古典を知り尽くした賢者たちによって生み出されたのだ。


精進します。





アルファロメオ155 V6 Ti DTM、懐かしい【動画】

140801_DTM-1993-Zolder-03


"Spettacolo Sportivo", the largest gathering of Alfa Romeo cars organised in Europe, will be held 23 and 24 August in Zandvoort (Netherlands)
Star of the event will be the 155 V6 Ti from the Alfa Romeo Historic Collection, winner in the DTM Championship in 1993 with the drivers Alessandro Nannini and Nicola Larini, the latter also the first in the Drivers Championship with no fewer than 10 wins out of 20 races
オランダで開催されるアルファロメオのオーナーイベントで、かつてDTM(ドイツツーリングカー選手権)で圧倒的な強さを誇ったアルファロメオ155がデモランという公式リリース。

こんなことを書くと勉強不足と怒られそうですが、個人的には「アルファロメオのモータースポーツにおける最後の輝きが155 V6 Ti」と認識しておりまして、そんな155も活躍したのは、すでに20年以上前のことだったのだなあ、と時の過ぎ去るスピードをしみじみ感じるのでありました。

ただ、写真で見る限りは非常にエキサイティングなイメージの155 V6 も実際の走行シーンは、レーシング・アルファという言葉から想像するほど官能的ではなかった記憶も。そんなわけで、動画を探してみたのですが、ちょうどいいものが見つからず。

ちょっと濁ったサウンドに感じるのは、低速ゆえに排気音より駆動系からのノイズが大きいせいでしょうか。





動画いずれも2012年のグッドウッド・フェスティバルでのもの。もうちょっと速度の出ているシーンも見てみたいものです。オランダでの走行シーンを公式チャネルがアップロードしてくれることに期待、でしょうか。
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