クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

YouTubeチャンネルで動画を公開しています。チャンネル登録よろしくお願いします。お問合わせや情報などは、こちらのアドレスまで ysplaning@gmail.com   Instagramでも情報発信しています   Facebookページ随時更新中 noteで無料&投げ銭方式のコンテンツを公開しています。

2014年05月

ポルシェのLMP1マシン「919ハイブリッド」画像集

ポルシェのプレスサイトで、919ハイブリッド(WECマシン)の透視図やらエンジン単体やら、コース上では見ることのできない”中身”をアピールする画像がいくつか公開されていたので、メモ的に印象を添えてアップ。

headimage2


headimage5

シャークフィンに目立つ「DMG MORI」のロゴ。



グローバル企業にとって、日系だの何だのといったルーツよりも、勝てるチームとのパートナーシップがアピールにつながる部分もあるよなあー、などと思うのでした。もちろん、平素のビジネスでの関係もあるわけでしょうが、ともかく日系のスポンサーが日系チームにつくという時代ではありません。


headimage7

フロント駆動モーター、A123のリチウムイオン電池、V4ターボエンジン(熱エネルギー回収ターボチャージャー付き)というパワートレイン。分類としてはパラレルハイブリッドAWDというわけ。バッテリーが巨大なのは時代を感じさせるところ。

headimage8

インホイールモーターの優位性もいわれるとことですが、空力やサスペンションの設計も考慮すると、コンパクトなシングルモーターで、ドライブシャフトで伝達するほうが、もろもとの自由度は高そうというのを実感する透視図。また、ポルシェはフライホイール方式のレーシングハイブリッドもチャレンジしていた記憶ありますが、今回の919ハイブリッドでは、もっともオーソドックスといえるリチウムイオン電池を使っているのは、手堅い設計という印象も受けるのでありました。

headimage9

昔のグループCなどは、巨大なエンジンを積んでいる印象もありましたが、最近はパワートレインの容量的な存在感を小さくするのがトレンドなのだなあ、と実感する透視図。


headimage10

そのエンジンは2.0リッターV型4気筒。シーズン前には狭角V4(オフセットした直4的なレイアウト)の可能性もいわれていたポルシェの4気筒ですが、イラストで見る限りバンク角は広めで、そのスペースに吸気系を収めるという設計思想となっている模様。

headimage11

空気抵抗に関するイメージイラストと思われますが、空気溜まりをなくし、スムースに表面を流し、後方の収束点を遠くに離すという定番のイメージでしょうか。

【動画リンク追加】

勝つ気満々といった感じのムービーです(汗) 


 

交通ルールは命を守るためにあるでしょう?

道路交通法を遵守せよ、と堅苦しいことを歩行者から大型旅客車の運転手まですべての道路上にいるひとびとに徹底することは現実的ではないのかもしれません。ですが、交通ルールは現実に則していない、便利だからルールを破るのは交通弱者としては当然だ! といった主張を見ると、そもそもルールは何のためにあるのかという点については、徹底したほうがいいのだろうな、と思う次第。

思うに、交通ルールというのは、「事故を減らすため、けが人や死亡者を減らすため」にあると思うのです。

ともすれば、交通ルールは自動車優先で円滑な行き交いのためと思われがちですが、「青信号で渡り、横断歩道で手を上げましょう」と子供に教えるのは自分の身を守るためであって、円滑な交通を第一としたものではないはず。

混合交通下において、お互いの共通認識としての交通ルールは、安全のためというのが基本といえるわけです。

さて、ここからが本題ですが、自転車の交通において、基本は車道というキャンペーン的な報道が各所で行なわれ、車道を走る自転車も目に見えて増えている印象。たしかに歩行者と自転車の交わる機会を減らすことで事故を抑制できるでしょうから、まず『歩行者を守る』という、第一段階としては有効なのだと思うのです。

そして、今度は自転車の逆走という問題が出てきているようです。これまで自由に走っていたサイクリストに、級に左側通行を守るように行っても、なかなか難しいのかもしれませんが、危険な行為であることは間違いなし。

直線ならまだしも、曲がって道での逆走は、正面衝突の機会増になってしまうだろうな、と思うのです。

目的地へのアプローチや走りやすさで逆走を正当化する声もあるようですし、仕組みとして逆走を防がない道路行政に責任を求める声もあるようです。

しかし、逆走で危険にさらされるのはサイクリスト本人。交通弱者だから守られるべき存在であっても、行政が悪かったと指摘しようが、怪我をしてしまっては、また命を失ってしまっては、どちらが悪かったという責任論はナンセンス。

ともかく、逆走が危険度を高めてしまう理由を単純化してキャンペーンしていく必要がありそうと思うのでありました。

そして、今後の重要なテーマとなるだろうと予想するのは、自転車のカテゴライズ化。

自動二輪といっても、原付き・原付き二種(小型)・普通・大型とあって、走り方(二段階右折)や走れる道路の制限(自動車専用道など)があるわけですが、自転車においてはそうした区分がないので、いわゆるママチャリをベースとしてルール作りが、おそらくロードモデルにそぐわない部分があって、それがルールを守ることはナンセンスという声につながっているのかも、と感じるところもあり。



もっとも、ハードウェアだけで性能が決まらないという自転車の特性もあるので、自転車だけで分類するのは難しいのではありますが。また車道が原則、歩道は例外なのですが、13歳未満、70歳以上の運転者が乗る自転車は歩道を通行できるとされていたりするのは、そうした乗り手による区分で、機械の性能だけで区別できない難しさを感じてしまうのでありました。


headimage1

CB400 SUPER BOL D'OR

IMG_1242

画像3

toyota_iroad_ceatec201305

leaf_autonomous

しかし、混合交通の構成要素(カテゴリ)が増えていくトレンド、自動運転・自律走行も生まれている昨今。混合交通におけるルールを可能な限りシンプル化することが重要になるのでしょう、おそらく。



精進します。

【動画リンク追加】
先日、たまたま坂のてっぺんあたりで逆走している自転車と対向車というシチュエーションでドラレコ動画が撮れたのでペタリ。誰が悪いという話ではなく、誰もが便利だからと利用している各種モビリティなのだから、危険は出来るだけ回避しましょう、と思うのです。
 

Next NSX Powertrain そのレイアウトに非ハイブリッドV8を夢想


今年の人テクも終了してしまいました。残念ながら半日ほどブラブラしただけで、個人的には不完全燃焼でありましたが、今年も興味深い展示がそこかしかにあった模様。

そんな中で、メジャー路線での主役と思えたのはホンダブースの次期NSX用パワートレイン(リア周りのみ)であります。すでにメディアのエライ人向けには昨年秋に公開しているので、写真では見ておりましたし、見てきた方のコメントなどから原稿も書いておりますが、実際に目の当たりにするといろいろ発見があるものです。

nsx_pcu

このイメージ的なディスプレイがどこまでリアリティ持っているのかは不明ですが、エンジンの前にバッテリーを配置、さらにセンタートンネルにあたる場所にパワーコントロールユニットを置くというのは、おそらく市販モデルでも同様なのだと予想できるところ。この配置のままではエンジンはV6より大きくできそうにもありません。

しかし、逆にいえば、ハイブリッド関係のユニットをすべてはずしてしまえば、エンジンを大きくできましょう。つまり、V8エンジンのGT3仕様を想像してしまうというわけです。

そして、リア周りでいうと、エンジン・デフ・ミッションというのが基本レイアウト。トルクフローでいえばエンジンからミッションに入ってデフですから、行って来いという感じで短いプロペラシャフトがあるイメージでしょうか。もっといえば、スバルのトランスアクスルを想像すればいいのでしょうか。

とはいえ、エネルギーフローを示すディスプレイからは、エンジンの直後にモーターが配されていることが確認できます。そして、ミッションはデュアルクラッチトランスミッションと発表されております。フィットのハイブリッドではミッション内に駆動モーターを内蔵しておりますが、NSXはエンジンとモーターの出力をミックスした状態でトランスミッションに入力するレイアウトとなっている模様。その点でいってもデフ&トランスミッションはハイブリッド専用ではないといえるので、非ハイブリッドのGT3仕様の可能性を感じてしまうのでありました。



そして人テク2014 画像tweet速報メモ :  というエントリーを改めて見てもNSXだけは2点もツイートしていたのでした、無意識に(汗)。それほど気になる存在だったのでしょう。




NSX_V6

日産のル・マン参戦で盛り上がりナイト

日本時間の2014年5月23日夜に日産がロンドンでモータースポーツについての記者発表あり。

というわけで、これまでもエンジンサプライヤーとしてLMP2クラスの最大勢力だった日産は、ワークス体制で、しかもGT-Rの名前を付けたLMP1車両でWECに参戦ということになったのでした。

当然、LMP1Hへの参戦でしょうからハイブリッドレーサーになるわけですが、そのあたりは今年のル・マンに特別枠で出場するZEOD RCでのデータなどが活用されるのかどうか。

119574_1_5

The Nissan ZEOD RC is powered by two 110kw electric motors that transfer power to the wheels via the same gearbox that is connected to the internal combustion engine.

The car aims to complete a lap of Le Mans on battery power faster than a GT LM category Le Mans entry. The remarkable 400 horsepower, 40 kilogram, 1.5 liter, three-cylinder turbocharged engine will start the race with the electric motors taking over for a final all-electric lap after each fuel stint.
しかし、ZEOD RCの3気筒エンジンが400馬力というのは覚えておりましたが、駆動モーターが110kW の二丁掛けとは把握しておりませんでした。しかし、このユニークなカタチのル・マンカーは今年で消えてしまうのかと思うと寂しさもあるのですが、引き続き走らせるのはリソースの無駄遣いですから。


そういえば、このカタチ(デルタウイング形状)はアメリカの耐久ではドン・パノスが走らせているはずと思いIMSAのサイトをウロウロしていると、アキュラのル・マンカーが北米ローカルシリーズでは現役なことを確認。


そういえば、こんなことをダラダラUstreamで放言していたのでもありました(汗)
 NSXはパノスのマネージメントでル・マンを目指す?
F1と同時にWECというのは、リソースを考えると難しいので夢の話ではありますが、ホンダもLMP2なら復帰の目はあるのかな、などと思う次第。

しかし、個人的に今年のル・マン次第ではアウディを撤退させてポルシェにリソースを集中するという判断をする可能性もあるなあ、などと思っていて、そうなるとポルシェ無双時代になるだろうな、とも容易に想像できてしまうのでWECをプロモーションの場として選ぶのは、けっこうリスキーという気もするのでありますが……。
 
そんなこんなを思いつつ、日産への応援の気持ちも込めた時刻に予約投稿であります。



OLD Nippon Norimono? ホンダのライフはなしよ……


といった具合にホンダのNシリーズが進化している一方で、さみしい動きもあり。

201405honda-k

人知れず(?)、ホンダの軽自動車ラインナップからライフが消えておりました。鈴鹿で生産するNシリーズに集中するのは既定路線でしたからライフがディスコンになるのは驚くことではありませんが、ひとつだけ気になるのはホンダ軽自動車用エンジンの展開について。

そう、アクティ系には550cc時代にルーツを求められるタイミングベルトのSOHC 12バルブE07Z型エンジンを使っている一方で、ライフやゼストに搭載されていたP07A型エンジンはその使命を終えてしまったのです。

極端なショートストロークで、2バルブSOHC・ツインプラグヘッドというユニークなP型エンジンは、メカニズム的には興味深いユニットではありましたし、仮に軽自動車の規格変更があって排気量を大きくできるようなことがあれば、即座にストロークアップで対応することも見込んだ設計なのだろうな、と思わせる点でも気になる存在ではありました。そのP型エンジン、将来的には復活しないとは言い切れませんが、まずは搭載モデルと同時に、エンジンもディスコンというのは残念な限り。


というわけで、気になるのはアクティ系の次世代エンジン。おそらくNシリーズに搭載されているS07Aにチェンジされると思うのですが、果たしてそれはいつになるのか。例の軽自動車スポーツ「S660」と同時にチェンジすると考えるのが妥当な予測なのでしょうが……。

というわけで、以下、関連画像です(汗)
c71a3a9d.jpg

896cab87.jpg


2f28ce11.jpg

800903e3.jpg

80d3f096.jpg


0e5b7fb9.jpg

ae10dc19.jpg

4af4c478.jpg

700007a2.jpg

5e1f372b.jpg

eaf37ff6.jpg


daf69c18.jpg


人テク2014 画像tweet速報メモ

本年も行ってきました、パシフィコ横浜。

人とくるまのテクノロジー展2014、であります。

ちょっと体調不良で長居できず、さらっと見て回っただけですが、まずは第一報として画像ツイートしたものを整理しておきましょう。

denso_plug_hitotech2014

接地電極とは別に、着火に有利なように燃焼室内の整流を行おうというデンソーの提案。そもそも組み付け時に接地電極の向きをコントロールすればいいのでしょう。実際、初代インサイトではチャレンジしていましたし、電極の向きを整えるためのシムを発売していたショップなどもありましたが、生産性を考えると整流板を付けるのも有効なのでしょう、おそらく。





そして、ホンダのブースでは次期NSXのパワートレイン(リア周りだけ)が展示されていたのでありました。実際にものを見ると、エンジンはコンパクトでミッションが巨大に見えますが、ミッションケースの中には駆動モーター、ディファレンシャル、デュアルクラッチ、7速ギアが詰め込まれているので、この大きさも納得ではあります。むしろ変速ギアはコンパクトにまとめているのでは? という印象を受けるほど。 
そして日産のミラーボアコーティング。

ジヤトコでは近々、日産車に搭載されるであろうFWD用ハイブリッドのモーター・CVTユニットが新開発品として展示。すでにチェーンを使ったハイブリッド用CVTユニットは存在していて、市販車(北米のパスファインダー)に採用されておりますが、このベルトを使ったハイブリッド用CVTは、もっと小さなエンジンを想定している模様。







HKSの遠心式スーパーチャージャーに、1.0リッター級サイズというのが新登場。軽自動車にはターボがあるので、わざわざスーパーチャージャーを選ぶというユーザーもいないでしょうが、果たしてどこがターゲットなのか?

発電機用のREですが、久しぶりに新作ロータリーエンジンを見れば、かなりコーフンしてしまいます。しかも、ガラスケースの中ではなく、もう目と鼻の先にパーツが並んでいるのですから!

というわけで、人テク・レポート速報版でありました。

精進します。 
記事検索
アクセスカウンター
  • 累計:

月別アーカイブ
  • ライブドアブログ