
先般、アウディが軽量の四駆スポーツカー・コンセプトとして「TT ウルトラクワトロ」を発表したわけですが、1111kgという軽量ボディを2.0リッターターボで走らせるというメカニズム的な部分は置いておいて、気になったのは後方視界を確保するためのデバイス。
ボディ構造やらエンジンパーツ、外皮にいたるまで見直してダイエットをしているにも関わらず、このコンセプトカーにはロールケージが備わっていて、そのためにスポイルされる後方視界をカメラによってカバーするというアイデアが盛り込まれております。このあたりはレーシングカーでは常識となっているので、そうしたレーシングトレンドが市販モデルへ拡大しつつあるのだなあ、と自然な流れと感じる次第。

そして、このインテリアの画像を見ていて、ふと思い浮かんだアイデアあり。
この画像によれば、いわゆるバックミラーの位置にモニターが配置され、そこにカメラでとらえた後方の様子が映し出されるという仕組みのようですが、ただ後ろのカメラの映像を映すフェイズから一歩踏み出して、状況によって画角を変えてみるとのはどうだろう? と。
具体的にはバックカメラをズームレンズにして、速度が上がるとテレ側、下がるとワイド側にシームレスに変化させると、ドライバーの感覚に合うのではないかと思うわけです。さらにリバースギアに入れたときにはワイド側かつ、レンズの角度を変化させることができると理想的かもしれませんが、コストを考えるとワイド端にするくらいの留めておくのが吉かもしれません。何事もやり過ぎには気をつけないといけません。
ちなみに、このエントリは思いついて書いただけなので、すでに採用例があるとか、どこぞがパテントを持っているといった点については未確認ですので、あしからずであります(汗)