クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2013年03月

メイド・バイ・マッド杉山な愛車

マッドハウス主宰の杉山 哲さんが亡くなられました。まだ、挨拶に行っていないのでまったく実感ありません。マッド杉山と呼ばれた氏との付き合いが濃かったのは20世紀の頃。思えば、マッド・メイドのワンオフビークルを日常の足としていた時期もあったものです。それが、こちらのミゼットII。前期型がベースだったので、フロントにはスペアタイヤを搭載していたのですが、そのタイヤカバーを大仰なグリルにした一台。ちなみに、このグリルは他のコンプリートカー用のそれを流用したものでありました。

あとはヘッドライトをシールドから通常のH4タイプに交換した程度でしたが、徐々にエスカレートしてタコメーターを追加したり、最終的には14インチタイヤを履いたりしたのもいい思い出。その後、マッドハウスへ寄贈(?)したこの一台は、リアにキャビンを追加して、トラックからバンへ変身したと記憶しております。

しかし、このミゼットIIを足としていた時代、意外にもクルマのことで声をかけられることは少なく、これが改造している軽トラとは思われていなかったよう。ノーマルを知っているひとからは別モノなのに、それ単体で見るとひとつの完成形として成立させるセンスは、どこにポイントがあるのか、最後までつかむことができませんでした……。


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※画像は当時の誌面を複写してトリミングしたもの。一応、自分が撮影しているので著作権の問題はないでしょう。ある意味、版元もなくなっていますし(汗)

おつかれさまでした。

猫背気味でヘビースモーカーで天邪鬼で、ヘンなことを考えてばかりいた人が旅立ちました。



いろいろ、お世話になりました。勉強もさせてもらいました。自分のクルマを最高速仕様に仕上げてもらったこともありました。おかげで、少しだけクルマのことが見えた様な気がしています。



マッドハウス主宰 杉山哲さん、おつかれさまでした。



照れ屋でもあったので、真正面の顔は、ほとんど撮らせてくれなかったですね……。
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ここ10余年、ずっと全力疾走だったのでお疲れのことと思います。ゆっくりお休みください。

 

スバルのイメージムービー@ニューヨークオートショー2013

デトロイトでもジュネーブでもパリでもなく、そしてトーキョーでもなく。スバルが初の市販ハイブリッドカーを発表する場として選んだのはニューヨークオートショーでした。

USのプレスが発表した事前情報通りにシンメトリカルAWDのハイブリッドで、モーター数はひとつ。エンジンとつながるCVTのプライマリプーリ側にモーターを接続したメカニズムということのようで、モーター出力が控えめなあたり、どちらかと言えばホンダのIMAに近いイメージといえそう。ウワサではトヨタの技術協力という話もありましたが、トヨタがこうしたマイルドハイブリッドを市販したことはなく、モーター出力からもトヨタが使っているものとは違う印象。ただイメージムービーで確認できる大きさ感からするとハリアーハイブリッドのリア駆動モーターに近いサイズなのかな、という印象もあったりします。なおバッテリーはパナソニック製ニッケル水素ということで、トヨタと共用かと思えば、こちらも形状的にはまったく違うものという感触。


エンジン:2.0リッター水平対向4気筒DOHCエンジン
トランスミッション:リニアトロニック(CVT)
モータータイプ:永久磁石式三相交流同期電動機
モーター最高出力:10kW
モーター最大トルク:65Nm
バッテリー:ニッケル水素タイプ(パナソニック製)


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そして、スバルWRXコンセプトのイメージムービーでは、最初に出てくるWRXタワーに過去のWRXが収められているらしき設定がなかなか。考えてみればWRXも歴史のあるモデルになりましたから、ヘリテージを意識したマーケティングも有効な時期になっているのだなぁと思う次第。逆にいえば、すぐにWRCのようなコストのかかるモータースポーツに復帰することなく、過去のイメージでもうちょっと引っ張る気のなのも?

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次期インプレッサWRXのエンジンは、やっぱりアレでしょうか?

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ニューヨークオートショーでお披露目されたスバルWRXコンセプト。そのパワートレインはボクサーターボ・シンメトリカルAWDであること以外は謎に包まれております。

では、その中身は? 


と、その前にパワートレインのレイアウトに疑問あり。

仮にエンジン・ミッションの配置が従来のスバル車通りだとすると、フロントのドライブシャフトの軸上にミッションの前側が位置するはず。そして、その前にエンジンが置かれることになります。

そうした前提条件で、このコンセプトカーのフロントオーバーハング、エンジンフードのエアスクープを見てみると、若干ながら整合性が取れない印象。たしかに、この位置でもエンジン・ミッションは収まるとは思いますが、上から見るとドライブシャフトが前開きになっていそうな気配もあり。また衝突基準的にも対人攻撃性でこのままクリアできるのか疑問もありますが、まあスタイリングスタディのコンセプトカーですから、そうした部分を細かく言うのは無粋というものでしょう。


というわけで、エアスクープの位置を基準に考えると、このオーバーハングでも余裕でエンジンは収まるはずなのは、こちらの画像を見れば一目瞭然。

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エアスクープの後方にインタークーラーがあるとして配置を考えると、ボンネットの内側に余裕でエンジンは収まっているはずですし、エンジンの下に置かれたタービンのスペースも確保できていそう。

ちなみに、このボクサーターボの画像は東京モーターショーで撮ったFB16 DIターボでありますが、他意はありません、あしからず(笑)  

メルセデス CLA45 AMGは、カウンターの似合うAWD?



メルセデス・ベンツCLA45 AMGのティザームービー、ストリートとサーキットをクロスオーバーした映像で、その走りをアピールするという演出は定番的ではありますが、左コーナーでカウンターを当てているシーンが印象的。基本的にはオンデマンドタイプのAWDシステムという印象だったので、あのようなアクションは難しいというか、想定外のイメージ。前後の駆動配分については、割合にアグレッシブなフィーリングで仕上げているのかも? そんな予感のティーザームービーでありました。

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ん、レガシィぽい? WRXコンセプトが発表

スバルがニューヨークオートショーで「WRXコンセプト」を発表、現地から写真が届いております。

外観からして、インプレッサWRXのイメージそのものなので、このコンセプトカーは次期WRXを示すものなのは間違いありませんが、ちょっと気になるのはそのプロポーション。

インプレッサよりはホイールベースが長いのです(インプレッサ:2645mm、WRXコンセプト:2760mm)。ちなみに、現行レガシィのホイールベースは2750mmですから、このコンセプトに使われているシャシーは、それよりも長いというわけ。

ショートホイールベース=運動性能という時代ではないにせよ、WRXがこのロングホイールベースというのは若干不可解な印象あり。

もしかすると、このコンセプトカーは、アピアランスでは次期WRXを、プラットフォームでは次期レガシィを示しているのかも。次期レガシィは北米主導の開発になり、さらに大型化するという話ですが、国内向けに小さなレガシィが新設されるというウワサあり。

このホイールベース、そのプチ・レガシィにピッタリかも?

そう思って写真を見直すと、フロントの骨格にBP/BLの面影的なものを感じてしまうのは気のせいでしょうか?

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●主要諸元
全長:4520mm
全幅:1890mm
全高:1390mm
ホイールベース:2760 ㎜
タイヤサイズ:245/40ZR20
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