すっかり試乗して感想を書くような仕事はしていないというか、オーダーがなく書けなくなって久しいので、あまり新車試乗の思い出はないのですが、2012年を振り返ると、とあるクルマに乗って目からウロコだったのが、記憶に残る、いい経験でありました。
そのクルマとは、三菱ミラージュ。
フロント・ストラット、リア:トーションビームというサスペンション形式は、このクラスでは常識的なものですし、エア圧高めのエコタイヤとの組み合わせですから、ハンドリング云々をいうイメージは薄いのですが、ステアリングを切り込みながら加速していったときに驚いた!
ある程度までロールすると、トーションビームが突っ張ってリジッド的な挙動を示すケースが少なくないのですが、このミラージュではリアサスが、いい意味でウネウネと動く感触あり。そもそもトーションビームは左右をつなぐビーム部分が動いてストロークを稼ぐというのがメリットのひとつ。それを、高速道路の流入路で体感できるのがミラージュでして、その瞬間に「あー、トーションビームは4輪独立懸架に分類していいのだな」と思ったものです。
いや、まあ、その一点で目からウロコだっただけなのですが(汗)
メーカーによってはトーションビーム式サスペンションを車軸式と表記していることもありますが、いわゆるリジッドとは異なり、トーションビームはあくまでも独立懸架なのがわかりやすい一台。
ついでにいえば、前後左右のストローク感、ピッチとロールのバランスがよかったのも印象的。最近は、スタビで固めているせいか、ロール剛性の印象のままブレーキングをすると予想外にピッチが大きく感じるクルマも少なくありませんが、そういうことをしていないおかげで自然に感じたのかな、と。
限界性能を求める向きには否定されるかもしれませんが、エコタイヤには、こういったセッティングもひとつの解なのかもしれないなと思わされたことが、まさに2012年という時代に経験すべきことだったのかも、と思い返す次第。
来年も精進せねば。
そのクルマとは、三菱ミラージュ。
フロント・ストラット、リア:トーションビームというサスペンション形式は、このクラスでは常識的なものですし、エア圧高めのエコタイヤとの組み合わせですから、ハンドリング云々をいうイメージは薄いのですが、ステアリングを切り込みながら加速していったときに驚いた!
ある程度までロールすると、トーションビームが突っ張ってリジッド的な挙動を示すケースが少なくないのですが、このミラージュではリアサスが、いい意味でウネウネと動く感触あり。そもそもトーションビームは左右をつなぐビーム部分が動いてストロークを稼ぐというのがメリットのひとつ。それを、高速道路の流入路で体感できるのがミラージュでして、その瞬間に「あー、トーションビームは4輪独立懸架に分類していいのだな」と思ったものです。
いや、まあ、その一点で目からウロコだっただけなのですが(汗)
メーカーによってはトーションビーム式サスペンションを車軸式と表記していることもありますが、いわゆるリジッドとは異なり、トーションビームはあくまでも独立懸架なのがわかりやすい一台。
ついでにいえば、前後左右のストローク感、ピッチとロールのバランスがよかったのも印象的。最近は、スタビで固めているせいか、ロール剛性の印象のままブレーキングをすると予想外にピッチが大きく感じるクルマも少なくありませんが、そういうことをしていないおかげで自然に感じたのかな、と。
限界性能を求める向きには否定されるかもしれませんが、エコタイヤには、こういったセッティングもひとつの解なのかもしれないなと思わされたことが、まさに2012年という時代に経験すべきことだったのかも、と思い返す次第。
来年も精進せねば。