シーメンスの「eハイウェイ」構想に関する動画を見つけて、しばし見入ります。
ここでの提案は、ディーゼルエンジンで発電してモーターでタイヤを駆動するシリーズHV(ハイブリッド) のトラックに、さらに走行中に外部から電気を取り込めるようパンタグラフを備えたトローリー式とすることで、走行中の燃料使用を低減しようというもの。
電線のないエリアはシリーズHVとして、電線のある道路では外部電源のEVとして走れるというシステムは、航続距離の求められるトラックにおいては、理想のひとつなのかもしれません。
そのためには、主要な高速道路上に電線を用意しないといけないので、インフラ整備を考えると全面的な普及は難しいかもしれませんが……。
ただ、液体燃料のコストがあわなくなってきたときに、こうしたインフラ整備をしてもコストが見合う日が来るかもしれません。そして、そのタイミングで高速道路整備をするような国や地域があったとしたら、こうしたシステム全体でセールスできるということも考えられます。
線路よりも多目的に使えるという意味でも、こうした「eハイウェイ」はありなのかも?