クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2012年05月

そういえば、6速まで使ったことがない……

ZC32_6MT

先日、スイフトマガジンVol.6にてエンジニア諸氏にヒアリングした内容等々を寄稿させていただいた、現行スイフトスポーツ(ZC32型)ではありますが、ヒアリング前にワインディングを軽く流しただけで、そういえばせっかくの新開発6速MTについては4速までしか経験していなかったことを、いまさら思い出しました。

先日、トヨタ86のインカー映像をみた感想でも触れたのですが、ミッション単体でのギア比がクロスしているかどうかという話はさておき、ファイナル、タイヤサイズまで含めたオーバーオールレシオとエンジンのセッティングというかスロットルマップなどの味付け部分が、ドライバーにどう感じるように組み立ててあるのか。とくに新規で6速まで増えていますから、上のギアでのフィーリングを、どこかで機会があれば確認しておきたいな、と思った次第。

そうした感覚的な部分と、実際の効率や速さが、リンクしているのか、それともどちらかを犠牲にしているのか。そのあたりも考察してみたいな、とも(これも機会をいただければ)。


ええ、最近のクルマ、速く感じると実際の速さがリンクしていない傾向が強まっているように思えるので。

Happy Birthday! Mazda Wankel "Rotary Engine"

happybirthday_RE005

マツダがロータリーエンジン(ヴァンケルエンジン)搭載したコスモスポーツを市販したのが1967年5月30日。

今日は、45年目の誕生日。

45年経っても不変なのは、ロータリーエンジンのアウトラインたる「トロコイド曲線」。

ハウジングの 厚みで排気量を変えることで進化してきたエンジン。

そのロータリーも、次世代ではトロコイドを変えるらしい。


ならば、今日が、いまのトロコイドを持つロータリーにとって最後の年をとる日になるのか? 



だからこそ、しっかりと言っておきたい。

”Happy Birthday Mazda Rotary.” 


そして、マツダの頑張りに期待!!

86のインカー映像に思う、トルク特性というかギア比についての印象


クスコ トヨタ86ラリーカー、初のグラベル走行テストのオンボードです。 ドライバーは今シーズン、全日本ラリーでこのマシンのステアリングを握る三好"マッドドッグ"秀昌選手。天気は晴れていますが直前の雨で路面は泥でぬかるんでいます。サス­ペンションエンジニアがコ・ドライバーシートでマシンの動きをチェックしています。



キャロッセが公開している86ラリーカーのインカー映像、なんだかトルク不足で加速が鈍いように見えませんか?

ほぼ2速で走っているのに、 ちょっと加速が鈍く見えるのは1速との比較でそう感じるのか、それとも、このクルマがRCベースなのでハイギアードなファイナルを組んでいるせいなのか(ファイナルについては交換しているかどうか見確認)。

ほとんど減速していないのでインカーでは加速を感じづらいという見方もできましょうが、思いのほかギア比がワイドな印象。

もっとも、2、3速を行ったり来たりするくらいならワイドな2速固定のほうがモータースポーツでは有利なわけで、エンジンに対してワイド 気味にしておくためにハイギアードなファイナルをRCに用意しているのなら、それはそれで深いなー、と思ってみたりするわけです(この映像とは別の話で)。

電動スクーターの航続距離の最適解は?



近距離移動の足として古いスクーターが活躍しておりますが、本日久しぶりにガス欠症状。

燃料タンクのコックを捻って、リザーブにしたわけですが、その状態での給油したレシートが、この画像。

2リッターも入らないわけです。そして、ご存知のようにスクーターの燃費というのは、カタログの定地燃費と比べるとかなり落ちるもので、ウチの個体でいうとリッター20kmは走れません。

つまり、満タンからの航続距離は40kmたらずなのですが、それでも実用性がないようには感じないわけで。

ということは、ガレージで日常的に充電できる自分個人の環境で考えると電動スクーターの航続距離は、10kmもあれば充分なのかもしれません。距離を求めなければバッテリー搭載量も減らせるので、コストも抑えられるはず。

とはいえ、こうした使用状況は各人で差があるわけで、だからといって大は小を兼ねるでは、コスト高になってしまいます。

やはり、メーカー側で最適解を決めるというよりユーザーが選べる仕組みを、ローコストで構築するのが、ある意味で最適解となるのでしょうか?


今年の人テクで思ったこと。


三菱自動車のプラグインハイブリッドのシステムに、あのリアデフを組み合わせたクルマが、個人的には今の理想形かな、と。


あのリアデフとは、これ。

駆動モーターと、トルクベクタリング用モーターを積んだ、駆動ユニットであります。

それこそ、三菱に相応しいヨーコントロールにつながるでしようにねぇ。

スマートed、正式に売るそうで。急速充電は不要なのかを考える、いい機会

初期にはスマートed(エレクトリック・ドライブ)という名前で展開されていたダイムラー スマートの電気自動車がいよいよ市販されるそうで。

価格は295万円。

55kW & 130N.mのモーターに、総電力量17.6kWhのリチウムイオンバッテリーとくれば、かなりお買い得な印象ではありますが、この価格で、このバッテリーサイズのわりに、急速充電には対応していない(はず)のが気になるといえば気になるところ。

smart_ed_charge

スマートというボディからして長距離の連続走行は考えておらず、そしてシティランを中心にすれば急速充電による実質的な一日の航続距離延長に意味はないという判断なのでしょうし、また市街地使いにしても、心配ならば普通充電で足しておけばいいじゃないの、ということなのでしょう。

実際、そうした使い方で問題なのでしょうし、日本国内ではEVで先行している三菱自動車も廉価版のEVは急速充電非対応としていますから、理にかなった考え方なのだろうな、と思う次第。

さらにいえば、日本では100Vなので8時間程度かかる満充電も、200V以上がスタンダードな欧州などのエリアでは半分程度に縮まるので、ますます急速充電の必要性を感じないというリサーチ結果が出ているのだろうな、と思う次第。

急速充電のコネクタ規格をあーだこーだ話題にしてはいるわけですが、実際のところ急速充電というのは一部のクルマだけに装備されるコネクタで、スタンダードにはならない可能性もあるかもしれない、という考え方もあると意識しておく必要がありそうです。

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