クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

YouTubeチャンネルで動画を公開しています。チャンネル登録よろしくお願いします。お問合わせや情報などは、こちらのアドレスまで ysplaning@gmail.com   Instagramでも情報発信しています   Facebookページ随時更新中 noteで無料&投げ銭方式のコンテンツを公開しています。

2011年05月

ESCのオン・オフどちらがリアルに安全か?

YouTube - Euro NCAP | Nissan LEAF | 2011 | ESC test




ユーロNCAPにおける日産リーフ、ESCのテスト映像。

最初はオフで、つづいてオンで2パターン。

リアルワールドでは路面や天候、入力も異なるのでかならずこの映像のようになるとはいえませんが、この動画がESCの成果を判断するひとつのヒントにはなりそうです。

オフではスピンしてしまうけれど、オンにしておけばスピンせずに斜めに走っていく……

右側通行・左ハンドルが多いヨーロッパでのテストですが、もし同じ事象が日本の公道上で起きたら、どうなるでしょうか。

たとえば片側3車線の高速道路の左車線を走っているときに同じように急ハンドルを切って、そして同じような挙動となった場合……かたや道路上でスピン、かたや中央分離帯に激突!


急ハンドルを切らないような安全運転を心がけましょう。

 
ちなみに09モデルのプリウスで比べると、ESCオンのほうが圧倒的に安全に見えます。同じ安全装備といっても車種やメーカーによって異なるものなので、一概にESCがどうこうと言ってしまうのは誤解を招きそうです。

アフターパーツでも可能な、カーナビの注意喚起機能

ナビゲーションに高速道路での逆走を注意喚起する機能を搭載 | ニュース
  トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、高速道路の料金所や本線、サービスエリアの進入路などでクルマが逆走した場合、ドライバーに音声と画面で注意喚起するナビゲーション機能を6月1日以降順次発売する販売店装着オプションの用品ナビゲーションに搭載する。     通信により地図の更新頻度が高まったことや、センサー(GPS、ジャイロセンサー、車速センサーなど)からの情報を基にした高精度な位置確認技術により、正確なクルマの走行状態の検知が可能となり実現した。

ディーラーオプションということはCANから特別な信号を引っ張っているということもないでしょうから、アフターのカーナビでも同様の機能を持たせることは可能ということでしょう、おそらく。

道案内機能としてはケータイ電話のナビで十分という声もある昨今ではありますが、こうした安全につながる機能を考えると、最低でも車速信号を取れるかどうかが大きな分かれ目になってくるかもしれません。

理想をいえば、制御部分とも連携して、ブレーキをかけたり、シートベルトを引っ張ったり、アクセルを戻したりといったような注意喚起ができればいいのでしょうけれど、そうなるとディーラーオプションではなくラインオプション、いや標準装備にしないといけないかもしれません。

そういうわけで、個人的には、ナビの将来は制御と一体化した標準装備か、本当に地図替わりのケータイ端末タイプに分かれるのだろうなと思っています。基本は前者で、コミューターのユーザーが後者を利用するというイメージでしょうか。





5/25 tweet

山本晋也 【Yamamotosinya】 (Ysplanning) on Twitter


おはようございます。限られたリソースを、モビリティにどのように投入するかで揉める夢を見ました

ジャーナリストのようで、実体はエバンジェリストみたいなケースって少なくないかもなあ

海外とちがう理由は、意見を受け止めるオトナが少ないことにあると思ってみたり。講演者、教師、メディア……押し付けるばかりで意見を受け止める余力を感じさせない。だから無意味な質問はしないということだろう。

また間違えられているみたい。ま、その方が都合いいから今回はスルーで(笑)

昼ごはんはラーメンにすっか!
豪華に1000円のチャーシューメンを奮発!
チャーシュー! 
コストパフォーマンスとは安ければいい、とは違うよな。支払額以上の満足度、エクスペリエンスがあれば、コスパに優れているといえるわけで。

ネタ? マジ? グダグダ? 【人生初めてサーキットでドリフト車に乗る】


昔乗っていた初代インサイトのナンバーと、いま乗っている二代目インサイトの車台番号下三桁が同じだという偶然にいま気付いて、ちとドキドキ

Facebookのユニークユーザー名を、ようやく設定してみた

予想されていたことが”確認できた”という情報は、そのまま受け取ればよくて、他意を見出す必要はないと思うわ

一日ちょっとで150万再生近いのも納得の国家機密。


チンイチゴ
306097250

イチゴカー(なんかベースに見覚えあるなあ)
言質を取り合うのはいいけれど、それで真実に近づくかは別の話

ブラックジョークはアメリカの開拓時代に生まれた、という情報を英米文化学科卒のヨメに教えてもらう

思うに、推進しようとか反対しようとかいう感情が先に立っている段階で、科学者としての判断はできないのではないか?

メディアと付き合うのであれば、現場の人間にいくら言い聞かせて無意味。ディレクションする上のポジションの人間と直にコンタクトしないとダメだと思う

メディアの考える”大衆”というのは作り手≒賢い層と仮定した場合の普通レベル(偏差値50前後のイメージ)。作り手が本当に賢かったときには成立しても、作り手がそうでなくなると、実在しない大衆が、メディアの中に生まれることになる。

モード燃費×タンク容量という雑誌の企画みたいな掛け算に苦笑しつつ、2011年にこういう切り口もあるのねと興味ふかい 【BMW ロング・ディスタンス・キャンペーン実施中。詳しくはこちら。  】

買い手がいるかどうかは別として、SBはケータイ事業を売却してグリーンエネルギーに参入すればいいのじゃないかな。いままでだって、そうして来たでしょう?

無茶なハンドル操作してもスピンしないというテスト。これだけの挙動を入れる能力といのはある意味で限られたドライバーかも。

 【Erlkönig Toyota Celica】 ドイツではセリカなのか。だとしたら型式はFT-865になるのかな(笑) セリカのコードって「T」だよね、FB型エンジンだから”FT”となるのは正統でしょう?


わかりやすい≒耳ざわりがいい、だったりするからなー。

収入とか売上という意識からフリーになれるひとでなければ自由業にはなれないかも。ま、最終的にはフリーではいられないのですが…… 

電気自動車の衝突テスト映像

YouTube - The Nissan LEAF earns top safety rating from Euro NCAP


The reigning European and World Car of the Year- Nissan LEAF - earned the highest five star car safety rating following its performance in Euro NCAP testing. It achieved 89% rating for adult safety, an 83% rating for child protection and an 84% rating for its on-board safety assist systems, which include Electronic Stability Control (ESC) and a speed limiter as standard. The compact family hatchback also earned a higher-than-average 65% score for pedestrian safety, thanks in part to the low nose design and the comparative lack of 'hard points' under the bonnet.
"The Nissan LEAF proves that EVs can achieve the same safety levels as traditional cars. The standard is now set for the next generation of such cars on the European market," said Euro NCAP Secretary General Michiel van Ratingen.


北米での衝突テストも好成績の日産リーフ、ユーロNCAPでも最高ランクのファイブスターとなったそうで。


データ的な裏づけはありませんが、キャビン下にバッテリーを積んでいる関係で、キャビンの強さはエンジン車以上ではないかと思っているリーフ。この画像でオフセット前突後の様子をみても、ドアもリアゲートも開閉できる状態(ほとんど変形なし)のようで。もっとも、最近のクルマであれば当たり前のことなのかもしれません。

というわけで、ユーロNCAPのYoutubeチャンネルで最新のテスト映像を見てみることに。


こういう話は見ただけではわからないのですが、リーフが特別というわけではなく、現代のクルマとして普通に優れたレベルにあるという風に考えていいように見えますね。 

5/24 tweet

山本晋也 【Yamamotosinya】 (Ysplanning) on Twitter

光化学スモッグ対策は、自動車の環境対応として次なるターゲットになる

東・南アジア全域の対流圏オゾン濃度を予測できるシミュレーションを開発 | 
  オゾンといえば、紫外線を吸収し地上の生態系を保護する役割を担っている成層圏(上空約10km以上)のオゾン層がよく知られている。一方、地表面から上空約10kmまでの対流圏に分布するオゾンは光化学スモッグの主要因であり、人体に有害で植物の成長も阻害する大気汚染物質であるとともに、温暖化に影響を与える温室効果ガスとしてCO2、メタンに次いで濃度低減が求められる物質である。   この対流圏オゾン濃度の予測は容易ではない。なぜなら、対流圏オゾンは、発生源から大気中へ直接排出されるものではなく、種々の発生源から排出されるNOx(窒素酸化物)とVOC(Volatile Organic Compounds:揮発性有機化合物)が大気中で光化学反応をすることにより生成されるためである。その反応経路は非常に複雑であり、NOxやVOCの排出量を削減しても対流圏オゾン濃度が有効に低下するとは限らない。対流圏オゾン濃度を予測するためには、NOxとVOCの排出量データとともに、大気中の複雑な光化学反応の考慮が必要となる。
エンジン車における排ガスの浄化は、CO/HC/NOxの低減が主テーマ。

COとHCは燃料由来ですが、NOxは空気由来と分類できます。

仮に純粋な炭化水素であるガソリンを完全燃焼させたとして炭素と水素は空気中の酸素と反応してCO2とH20になりますからCOとHCは出ないといえます。

一方で、NOx(窒素酸化物)はエンジン内に吸い込んだ大気に含まれる窒素が燃焼には使われなかった酸素と反応して生成されてしまうものですから、これを完全になくすことは難易度高。

もちろん完全燃焼も難易度は高いですが、NOxについては、スロットルで吸気量をしぼるガソリンエンジンならまだしも、とにかく多量の空気を吸気・圧縮するディーゼルエンジンでは理屈としては必ず発生します。 

で、そのNOxが環境に影響を及ぼして発生する現象が「光化学スモッグ」。
その仕組みについては冒頭のリンクと引用に示した通りですが、ともかく自動車の密度があがると、このリスクは大きくなるもの。

しかも狭いエリアでの影響と同時に広範囲な影響も与えてしまうという複雑さが難解度を増しているわけで、自動車の社会適応というか、環境負荷軽減を考えると、このようなシミュレーションは無視できません。





 そして、このプロジェクトに参加しているのは『トヨタ自動車(株)と(株)豊田中央研究所、清華大学(中国)、エネルギー資源研究所(インド、国際応用システム分析研究所(オーストリア)』。まさに環太平洋アジアという”つながった空”を守るためのシミュレーション。同時に、自動車や工場などからのNOx排出量を減らして、天気のいい日に外に出られないということのないようにしてほしいものです。
記事検索
アクセスカウンター
  • 累計:

月別アーカイブ
  • ライブドアブログ