クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2010年03月

3/30 tweet

電気CVTというのが誤解を招いたように single-speed transmission
も変速機と表記するのは誤解を招きそうな予感。シングルスピード=1速ギアとしても、ちょっとイメージ違うし。減速装置とするのがいいのかな。将来的には増速装置となるかもしれないけれど……

燃費に一番影響するのは環境や混雑具合ではなく、じつはドライバーの気分じゃないかな。つか、速さについても一番影響するのはドライバーの腕か……。

車両ここに化石燃料を燃やすよりも、一箇所で大規模に燃やしたほうがNOx低減などの面で有利になる可能性が大きいから、電気自動車を応援してしまいます。送電ロスはあるので難しい面もありますが…… 一台一台のクルマに浄化装置を積むのと、バッテリーを積むのと、どちらが効率的なのか結論は出せませんけれど。

電欠の心配をするひとは少なくないけれど、仮に160km走行分の充電に8時間かかるとして、その充電が均等だとすると、1時間の充電で20km、3分の充電で1km走れるようになるわけだから、そうして急速充電設備のあるところまで移動すればすむケースもあるのだろうなぁと思う。

電子雑誌の時代には、月刊誌が週刊になり、週刊が日刊になるくらいのスピード感が出てくるのだろうか? 電子雑誌のサーバアップの時間が印刷・製本・配本に対してどれだけ短縮できるかを考えると、同じ情報量で週刊にするのは難しいかも、と考え直し中


日産リーフ、北米価格は32,780ドル!

日本では376万円と発表された日産リーフですが、北米での価格も発表されております。

なんと、おどろきの32,780ドル!

いまのレート(93.3円)で計算しても305.8万円と国内価格より約70万円安くなっているのは衝撃で、じつは補助金がなくなっても300万円以下で販売できる目処が立っているのではないか? と想像させるに難くありません。

さらに北米では免税措置などによって25,280ドルまで抑えられるといいます。つまり、およそ235万円で、この最新EVであるリーフが手に入るというわけで。ほんとウラヤマシイ……

個人向けアイミーブは398万円!

国内では日産リーフ、中国ではBYD F3DMの価格発表で湧いた3/30。その締めくくりに、想定内ながらも「ホントに!?」というニュースが発表されました。それが『三菱自動車、新世代電気自動車『i-MiEV』の個人向け販売を開始- メーカー希望小売価格を61万9千円引き下げ -』というもの。すでに昨年デビューしていた電気自動車アイミーブが従来価格(459.9万円)から一気に398万円へとプライスダウン。発表されている範囲でいえば中身は変わっていないようだから、まさに戦略的な値下げ。



軽自動車が398万円と聞けば、まだまだ高価に思えるかもしれませんが、多段変速機のないシームレスな加速と、床下に200kgものバッテリーを積んだことによる低重心な走りは、黄色ナンバーであるという部分を無視できるだけの魅力を持った、ユニークな乗り味。

ちょうど年度末のために諸々の補助金が不明な状況ですが、4月以降、地方自治体レベルでの補助金の動きがはっきりしてきたら、かなり狙い目な予感。というのも日産リーフと比べてバッテリーの総電力量が小さい(アイミーブ=16kWh、リーフ=24kWh)ですから、いわゆる電費というか、電気代はアイミーブのほうが半分程度でおさまるのでは、と考えられるから。正直、航続距離(160km)を考えられるとファーストカーにはなりえない状況ですから、いまEVを手に入れるのならアイミーブくらいのサイズ(重量)に留めておくのが吉かとも思ったりもします。もっとも日産リーフについては、まだまだ不明な点多数であります。普通に考えれば、車格的に比較対象とはなりえませんが、この2台を見比べていくことで一般的なEVへの要求スペックなどが整理されてくるのと同時に、自分の中でもなにか整理ができるのではないかと淡い期待を持ちつつ、カタログを引っ張りだして、いろいろ検討をはじめた夜。


精進します。





そしてBYD F3DMは24,800ドル~

そして、ウワサ通りに中国の自動車&バッテリーメーカー大手のBYD社からプラグインハイブリッドの市販モデルF3DMの価格も本日発表されました。

3気筒の1リッターガソリンエンジンとモーターをつんだプラグインハイブリッド車の市販価格は、なんと24,800ドル! いまの為替レート(92.4円)で計算すると、約230万円!!

輸入にかかる費用やローカライズのコストを考えると、この価格のまま日本で売れるとは思えませんが、それにしても300万円をラクに切るレベルでの日本導入は可能だと予想されます。現時点ではShenzhen(深セン)での限定販売ぽい雰囲気ですが、遠からず、グローバル展開されるでしょうから、このクルマが世界中でイクラくらいでリリースされるのかに興味津々。価格次第ではプラグインハイブリッドカーが爆発的に普及するキッカケになるやもしれません。


エクステリアにハイブリッドカーらしさが薄いのも、普及を考えたら逆にプラスかも。そんなふうにさえ思える、F3DMの価格。

BYDという社名はBuild Your Dreamに由来するということですが、まさしく夢が一歩一歩現実に近づいているのを実感します。


というわけで公式リリースはこちら”http://www.byd.com/press.php?index=1”で

日産リーフは376万円!

日産のピュアEV、リーフの発売時期と価格が発表されました。

予約開始は2010年9月、納車は12月~

価格は376万円~で、買取も可能となっております。
発表されたリリースで注目の部分は『同クラスのガソリン車と同等の240万円程度をお支払い頂いた場合、月々のクレジット代と電気代がガソリン代相当の1万円程度に収まるクレジットプランなどを提供する。』というところ。維持費の中に車両の支払が含まれるというのはケータイ的でこれから増えそう。ただしクルマだけに”6年縛り”とかになってしまいそうではありますが。


それにしても、東京モーターショーに出品されたカットモデルを見れば、これだけの数のリチウムイオンバッテリー(24kWh)を積んでいるのだから376万円~という価格がバーゲンプライスに感じられてしまうというもの。もっとも、このあたりの価格感は普及とともに一気に下がってしまうでしょうから、いまだけの話ではあります。

ともかく日産リーフ ブログをはじめ、これから出てくる情報からは目が離せません。


【追記】
”戸建て住宅にお住まいの方向けに「充電設備工事ワンストップサービス」を提供。”とあったので、ツイッターで「充電設備とは? 200Vのコンセントをつけるということですか?」とつぶやけば、すかさず日産EVアカウントから『200Vのコンセント設備と専用の配線回路の設置が必要です。』と回答。その費用は10万円前後とのことで、コンセントのあるガレージなら何もせずに充電できるというわけではなさそうです。

とはいえ200Vのコンセントをガレージに引けばコンプレッサーなどなど本格的な工具も使えるようになるのは魅力かも?

3/29 tweet

地球温暖化なんて言葉を使っているから季節はずれな雪に「温暖化なんてウソっぱち」とかいうひとが出てくるんだろうね。ほんと今更ながら「気候変動」って言葉にしないと。


なんていうか、スバルR2がなくなったことを嘆くなら、BYD F0を買えばいいのかもね。金型も同じところで作ることになるかもしれないいし……なんて言ったら毒舌ですか?


TLでスーパーカーの話題が盛り上がっているなぁ。ブームのためには、スーパーカーのハードルを低くするのも大事かもね。子供にとってはカウンタックだってスーパーカーだし、近所の兄やんが大事にしているフェアレディZだってスーパーカーだったでしょ? オトナとかマニアが条件設定しようとするとヘンに厳しくなるからね。

そういえばトヨタがフォードにHEV技術供与の際には、排ガスだかなにかの技術とバーター的な取引があったような記憶があるのだけど、マツダとも同様の取引があるのだろうか
詳しく調べたわけじゃないけれど、ミラーサイクル関連でマツダが押さえている特許があったりとして、HEVシステムの供与とそのバーターがあったら、両社にとっていいことなのでは、と想像してみたり。
取材すりゃいいんだけどサ

しかしマツダもTHSを採用するということは、ますます複数段の変速機がなくなっていく方向ですな。やっぱDCTはいらないじゃん、みたいな。

食料自給率で気を付けたいのは、輸送にかかるコストが将来的にどうなるか、かな。移動や輸送コストがコモディティ化するのは当たり前の流れだけど化石燃料の枯渇が見えてきたときには、どうなるだろう?


こんなこと書くと怒られちゃうかもしれないけれど、CR-Zは「ほんとはイマドキのハイブリッドカーに興味津々だけれど、古いタイプのクルマ好きから『エコカーなんて買って』と非難されるのもイヤ」と思うタイプのひとにちょうどハマっているんじゃなかろうか。

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