クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2009年10月

表紙登場?

本日発売のロードスターの本の表紙にチラリと写っているようです、自分。

表紙に載るなんて、何年ぶりだろう?




10月最後のつぶやき

そこそこの年齢になると健康度をアップさせるためにというか、シンプルにいえば「長生きするため」に禁煙したり、ダイエットしたり、禁酒したりと、それぞれの症状にあわせてガマンすることが出きます。でも、「長生きするため」ってそのテーマだけでモチベーションをキープするのは意外に難しいのでは

そう考えると、環境意識ってのは責任感だよな。逃げ得ねらいなら、ある程度の年齢以上のひとにおいては環境保護のためにガマンするインセンティブないもんね


たとえば2割減までは既存技術のブラッシュアップで可能だとしても、8割減を目指すには新技術の開発が必須となるだろう。だとすれば、どのタイミングでメイン技術の移行をすれば適切なのだろう?


環境対応アイテムが、従来品よりも高価になる場合、環境アイテムに補助金を出すのではなく、従来品に課金をすることで、そのジャンル全体の金銭的な価値を上げた方がイイと思う。

誰しも小さな世界を守っているはず。それが大きな世界を守ることと相反するときに、どっちを選ぶかが環境指向ということなのでしょうか


前からとまって、前に出ることのできる、そんな駐車場を広めていくと、駐車時における二酸化炭素の排出量を劇的に減らせるんじゃなかろうか

十三夜ですね、今日のつぶやき

読んでいる本の表紙を見られるのが恥ずかしいというユーザーにとって、電子出版は魅力でしょうね。横から覗いて読まれることも減るでしょうし(視野角が狭いだろうし、フィルターもつけられれますから)

ということは、電子出版になるとマーケットが広がる可能性大ということでしょうか? 印刷屋さんと取次さんと書店さんには悪いけれど、書き手や描き手にはプラスになりそう


ボディ重いクルマは、他車への攻撃性も大きくなるから、ドライバーの責任も重くなる。

フツーに、それほど気をつかわずに運転できるのは1.5tまでだなぁ、個人的に。そこから100kg増しになるごとにもろもろ気をつかって疲れる感じ



人間が「火」の次のエネルギーを探しているのが今なのかもしれません。だとすれば数十万年に一度の変革期なのか!?



テレビゲームでクルマを走らせるのは楽しいのだろうけど、あれでスポーツドライビングを覚えると視野が狭くなるような気がするんだよね。つか、知っているコースの走りづらさから考えると、かなり情報少ないし。たとえば筑波の1ヘアの走りづらさってリアルを知っているひとには分かってもらえると思う

スバルの進化……すごい!

プリウスが、ハイブリッドカーの中でも特別に軽く作られているのでは? ということを、近々ふたつのエントリで確認していたわけですが、そこで比較対象としたスバルの2台を見て、その進化ぶりに驚いた!

前エントリでも載せた数値ですが、ともかくもう一度じっくりご覧ください。


GHD インプレッサ1.5i(4AT・AWD)
4415×1740×1475mm  1320kg
10・15モード燃費 14.8km/L


BM9 レガシィB4 2.5i(CVT・AWD)
4730×1780×1505mm  1440kg
10・15モード燃費 14.0km/L


排気量がおよそ1リッターも違う二台なのに、モード燃費の差が0.8km/Lしかないというのは、もう驚くほかないでしょう?

その理由は大きくふたつ考えられます。ひとつにはボディサイズが大きくなっているほど重量アップしていないこと。つまりクレードルでエンジンを支える新ボディは衝突安全性を確保するのに重量(材料)を増やさなくて済んだということ。

もうひとつが、いうまでもなくレガシィから採用されたCVT「リニアトロニック」で、ギア比選択における自由度の高さと連続可変性にあわせた電制スロットルのコンビネーションにより、負荷領域やポンピングロスの少ない領域をうまく使っていることが想像できます。ま、インプレッサのATはいまだに4速ですから、この燃費の違いはミッションによるところが大きいともいえそうです。

とはいえ、燃費=エネルギー消費量という観点からすれば、基本となるのは重量であり、やはり軽量化の進んだボディの利も無視できないといえそうです。

ほかのハイブリッドカーは重くなっている

プリウスがハイブリッドカーなのに同クラスのガソリン車並の重量に抑えているということは、それだけ軽量化にプライオリティを置いてボディ設計をしている(装備などを吟味している)ということですが、ほかのハイブリッドカーはどうなのか? 同じくトヨタからデビューしたての「SAI」の3サイズと重量は以下の通り。

SAI S(AZK10)
4605×1770×1495mm  1570kg

で、比較対象として今年デビューのスバル・レガシィB4の数値を見れば......

LegacyB4 2.5i(BM9)
4730×1780×1505mm  1440kg

予想通りというか、いわゆるイメージのままハイブリッドカーは100kg以上重くなっております。フツーに作ると、このようになるってことでしょうか?

なお、SAIと兄弟車のレクサスHSはさらに重くて、その数値は以下の通り。

HS250h(ANF10)
4700×1785×1505mm  1640kg


重くなるほどに、乗り味が重厚になって(いわゆる高級車っぽさが出る)くるわけですが、それにしても、あの車格で1640kgというのは、いやほんと重いです。ガソリンエンジンのクラウンよりも重いくらいですから。
というわけで参考までにクラウンの3サイズと重量は次の通り。

CROWN Royalsaloon 3.0G(GRS202)
4870×1795×1470mm  1630kg

そしてクラウンの燃費が11.8km/Lということは、重量ベースで比較したときのHS250hの23.0km/Lという数値が、いかに優れているか、燃費計測においてハイブリッドシステムがどれほど効果的なのか、が実感できるというものです。

余談めきますがレガシィB4 2.5iのモード燃費は14.0km/L。一般的なクレードル構造などにより衝突安全性を確保できたからか、かなり軽くなったボディのおかげもあって、2.5Lクラス(しかもAWD!)としては優秀な数値じゃないでしょうか、これ。


プリウスってのはスゴいクルマだと思うわけ

乗り味だの、存在だの賛否両論あるでしょうが、ハイブリッドカーの代名詞にして、そのテクノロジー的にも市販車最高峰といえるトヨタ・プリウス。

唐突ですが、プリウスの基礎スペックを打ち込んでいて、ハイブリッドシステムだけでなく、根本的にストイックでスゴいクルマだなぁと改めて思った次第。

何に驚いたって、軽いことに驚いた。

スペックを見ないでイメージだけでいうと、ハイブリッドカーはモーターとバッテリーの分だけ重くなっていると思いがち。しかし現行の30プリウスLグレードの重量は1310kgしかないのです。

ちなみにボディサイズは4460×1745×1490mmで、同じようなサイズのクルマと比べてみると、その軽さに感心します。

例1
インプレッサ1.5i(4AT・AWD)
4415×1740×1475mm  1320kg

例2
アクセラスポーツ20C(5AT・FF)
4490×1755×1465mm  1340kg

ご覧の通り、ガソリンエンジン車とさほど変わらないというか、むしろ軽くできているのであります。ハイブリッドカーといえどもすぐれた燃費を出す(消費を抑える)ためには移動するためのエネルギーを小さくすることが重要で、そのためには基本的に軽くすることがポイントとなるのは当然ですが、エンジン車に対して付加物の多いハイブリッドカーで、同等レベルの重量に収めているというのは、本当にストイックに燃費を追求したのだなぁと思うほかありません。






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