クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします
二輪・四輪にかかわらずパーソナルモビリティが、どのように変わっていくかを考察します

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2009年05月

本日、「世界禁煙デー」

ニュースによれば、本日5/31はWHOの制定した「世界禁煙デー」なのだそうで。

かつては一日二箱ペースのヘビースモーカーだったワタクシですが、すでに禁煙して数年。むしろタバコ嫌いなほどではありますが、こうした禁煙関係の記事などでよく見かける「喫煙による死亡」といったフレーズには違和感を覚えます。

というのも、そこに相関関係はあっても、明確な因果関係があるようには思えない項目も含まれているから。

もちろん肺がんのように素人目にも死亡リスクが高いと思われる死因もありますが、たとえば「ある死因による死亡者のうち2割が喫煙者だったケース」の2割についても「喫煙が死因となった」とカウントされていることもあるようで……。また、ほかの例では危険因子としてAが4倍、Bが3倍、そして喫煙が2倍となっていて、さらにA+B=16倍、A+B+喫煙=16倍なのに後者ばかりが喧伝されているケースもあるよう。

いや、べつに喫煙を薦めるわけじゃありませんが、喫煙によるリスクを示すものの一部に非科学的な印象を受けることがあるのは残念という話でありました。

原理的にいうとIMAが苦手なのは連続走行

「ハイブリッドは言われているほど燃費がよくない」なんて記事を見かけることもありますが、中には“弱点を分かっていて、あえてそこを突いている”記事もあるので気をつけなきゃいけません。

たとえば、ホンダがインサイトなどに採用しているハイブリッドシステム『IMA』。

こいつは、エンジンとモーターによるハイブリッドなパワーソースを持っていますが、プラグイン(充電)できるわけではありませんから基本的に加速性能を生み出すエネルギー源はガソリンでしかありません。たしかにモーターで加速をアシストはしているのですが、そもそもモーターを動かす電力は減速時の回生によってバッテリーに貯めたものであって、エネルギー収支的にいえばガソリンを燃やした一部を回収しているだけで、すべての支出はガソリンによるものといえます。またシリーズ式のように<内燃機関で発電機を回すシステム>であればシーンによっては効率面でのメリットがあるかもしれませんが、ホンダIMAタイプのパラレル式では駆動時にかならずエンジン(クランクシャフト)が回っていますし、モーターのアシスト範囲も狭いですから、ハイブリッドによるエンジン負荷の低減というか大幅な効率アップは期待できないと考えられます。

非常に大雑把にいってしまえば、IMAシステムの好燃費に貢献しているのは『回生ブレーキ』があることだけ。(もちろん空気抵抗や走行抵抗の低減といった動力部分以外での改善点を除いて、あくまでハイブリッド部分での貢献という話ですが……)

つまり、充電のくだりで書いたようにガソリンを燃やしたエネルギーの一部を回収・再利用できることが燃費改善につながっているだけといえます。であれば、高速巡航のような加減速がないシチュエーションでは、そうした特徴が活きませんから、IMA式ハイブリッド要素による燃費改善はほとんど期待できないといえるわけで。むしろ移動エネルギーという視点から極論すれば、モーターやバッテリーのような「不要な重量物」を積んでいるぶんだけ燃費にはマイナスといえます。


もちろん、こうした事実はメディアに属しているようなひとであれば十分に心得ているはずなのですけれど……。それでも高速巡航での燃費を元に「ハイブリッドはイメージほど燃費がよくない」的な記事を書いてしまうのは、いかがなものかと思う次第。もちろん、クルマや構造によってマッチするシチュエーションが異なるのは事実で、IMAのようなパラレル・ハイブリッドは高速巡航が苦手ということを知らせようというネライも理解できるのではありますが。

どピーカン!

おはようございます。

昨晩、豪雨の東名高速を檄走して愛知県某所まで移動したのですが……。

予想に反して、本日は快晴!


こりゃいい一日になりそうです!!



雨の東名高速

ただいま雨中の東名高速を檄走しています。


いや檄走というのは冗談でありまして、もちろん安全運転。
そして、自分はリアシートでノンビリです。

HMMWV?!

米軍基地のある座間あたりを走っていたのだから、驚くことじゃないのでしょうが、目の前で右折している姿はなんとも新鮮というか、インパクトがあるものです。
それにしても幅広ボディで迫力あります。そしてウインカーが赤点滅という本国仕様(?)っぷりに萌えますねぇ。

隣家のぬこ

隣家のネコが遊びに来ています。


癒されますなぁ

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