クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2008年10月

Ecoのイメージカラーは?

EcoのイメージカラーはGREENなのか、それともBLUEなのか。


アメリカでは環境対応車を「Green Car」と呼んでいるようですし、欧州(とくにドイツ勢)は環境対応車に「Blue……」と名づけています。そもそもは欧州勢のBlueにはクリーンディーゼルの意味合いがあったのですが、いまやガソリンでも燃料電池でも何でもアリといった感じになっています。


こうした違いはなぜ生まれるのでしょうか?

似たような言語圏だと思っていたのですが、意外に違うようです。


もしかしたら、ドイツでGREENというと、環境問題への活動家をイメージさせるのかも知れません。実際のところ、どうなんでしょうか?

不景気でそれどころじゃない?

もはや不況から恐慌へとマイナス方向に進んでいる世界の経済状況ですが、こんなときだからこそ環境問題から目を離してはいけないと思うのです。

こうした状況になるほど、環境対策を、目先の利益を優先して“ムダなコスト”と思ってしまいがちですが、将来的に見れば、むしろ原因段階でツブしておいたほうが対策コストはかからないもの。

というわけで、『再び増加する光化学スモッグと越境大気汚染』公開シンポジウムへ参加申し込みをしてみたり。

主催は環境省と海洋研究開発機構 地球環境フロンティア研究センターと普段は縁のない団体ということもあって、果たしてどんな話が聞けるのか楽しみであります。


涼しくなったから、だけじゃない?

以前、原付の調子がイマイチというか、時折リアタイヤが振られるような症状が出ることを書いたかもしれません。

ところが、このところそうした症状が収まっています。


その理由が気温が涼しくなったためなのか、それともわずかばかり体重が減ってしまったせいなのか……。タイヤやサス、フレームの性能を考えると後者だとは思うのですが、それほど体重が落ちたわけじゃないからなぁ、不思議です。


バレル60ドル台だもんね

円高で輸入品は安くなる傾向に加えて、原油価格も下がっていますからねぇ。

当然といえば当然ですが、ハイオクが150円を切っているのは驚きというか、なにか新鮮な感じさえします。

走行抵抗低減に効く要素

ちょっとした原稿を書くために走行抵抗について整理しているところ。

走行抵抗といえば空気抵抗と転がり抵抗と勾配抵抗の合計でありますが、勾配抵抗は道路の傾きですからクルマ側ではどうしようもありません(ナビを駆使して勾配のすくないルートを設定するという手はありますけど)。

つまり空気抵抗と転がり抵抗がクルマ側で工夫できる要素となります。

では、それぞれの計算式を以下に記します。

・空気抵抗=空気抵抗係数×前面投影面積×速度の二乗

・転がり抵抗=転がり抵抗係数×総重量


なにか気付きませんか?

エアロボディのデザインとして空気抵抗係数(いわゆるCd値)や前面投影面積を低減しても、速度の二乗に比例しますから、エアロ効果は速度域によって大きく変わってきます。それが低速域ではあまり空力の差は生まれないといわれる所以。

ところが転がり抵抗は単純な掛け算ですから、転がり抵抗係数の低減はどの速度域でも効いてくるというわけ。走行抵抗低減というと、ついつい空気抵抗に目が行ってしまいますが、昨今の燃費向上トレンドでは低速域での使用状況が多いでしょうから、転がり抵抗係数を低めたほうが有効といえそう。

ですが、自動車メーカーのつくるカタログなどを見ていると空気抵抗係数(Cd値)についての表記はあっても転がり抵抗係数(RRC)の表示を見かけることはありません。ま、載せられない理由はわかるのですが……なにしろRRCというのはタイヤのスペックですから。つまり単一銘柄に指定でもしていない限り、装着タイヤメーカーによってRRCが異なってしまうのでカタログに載せられないわけです。

それにしても、より“燃費に効く”ファクターの指標となるRRCだけにカタログにも掲載するようにしてほしいものです。サプライヤーにスペックを指定すれば可能な話ですし(って、それはそれで難しいのでしょうけど)。


自動車メーカー再編の動き再び?

世界的な株安と、円以外の通貨(とくにユーロ)安の流れを受けて、自動車メーカー再編が動き始めた予感。


いよいよメーカーの分類が国別では出来なくなる……そんな気がします。




工場のある場所、本社の所在地、登記上の本社住所……。そのどれもが異なる国に置かれているなんて状況も当たり前になるかもしれませんし。


しかし、ユーロがわずか3ヶ月で50円も安くなるとは、誰も想像していなかったでしょうね。そして、この時期に値上げするインポーターはどんな理由なんでしょうかね~(苦笑)。


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