クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2007年01月

なるほど、デリカだ。

午前中はビッグサイトをウロウロして、午後は新型デリカの発表会に。会場につくと、いきなり目に飛び込んできたのがコチラのクルマ。

初代モデルの「デリカコーチ」です。

もともとデリバリカー(配送車)を短縮して生み出されたモデル名がデリカですから、デリカ=商用だったわけで、乗用バージョンはデリカ+コーチ(coach=客車)という名前となったそうであります。コイツのデビューは1969年と自分の誕生年と同じですから、正直いって記憶の片隅にものこっていないモデルですが、ちょっと斜めになったフロントパネルに丸目二灯というシンプルなマスクは、意外にまとまっていて、カッコよく見えませんか?
しかし、三菱に限った話じゃありませんが、60年代のキャブオーバー型1BOXって、どれもフロントがやさしいカーブで作られていて、かわいらしい感じがあります。ほかにも初代サンバーも同じようなキュート系ですね。もっとも軽自動車でいえばL40キャリイのような宇宙的デザイン(こんなこと言ったらジウジアーロに怒られる?)も印象深いですが……。

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ビッグサイト、行ったけど。


朝に書いたようにENEX2007~地球環境とエネルギーの調和展に行ってきました。ちょっと規模が小さくて期待したほどじゃなかったかも……。クルマ関係は後付アイドリングストップくらいで、目新しいものはなかったし。
とりあえず環境技術では「ヒートポンプが熱い」ということを感じたのでした。

そういえば久しぶりにランフラットタイヤの構造を見たのは収穫だったかもしれません。

今日はビッグサイトに

おはようございます。本日は東京ビッグサイトに行く予定。というのも、ENEX2007~地球環境とエネルギーの調和展が本日より三日間、開催されているから。
来週、同会場で予定されているFCEXPOに比べれば最新技術の展示は少なさそうな気配ですが、後付アイドリングストップ機構や家庭用燃料電池、ソーラー発電装置など興味深いものがいくつか出展されているようで、時間が許せば見ておきたいモノ多数といった感じであります。
とくに興味深いのは中国計器工業省エネナビ。4万円前後とけして安いアイテムではありませんから、それだけの価値があるのかどうか実物を見て確認したいものですね。

4リッターで300馬力

ずいぶん前にスズキのマリン用エンジン(船外機)の新製品について書きましたが、ついに市販が開始された模様。ニュースリリースによればエンジンは4サイクル4028cc、挟角55度のV型6気筒DOHC。VVT(可変バルタイ)も装備し、最高出力は300馬力といいますから、クルマの基準で考えても中々に高性能なエンジンに仕上がっているようです。ちなみに最高出力の発生回転は6,000rpm。排気量からすると、かなりの高回転指向といえそうです。

しかもカタログによると二基がけも可能だそうで。スズキスポーツの手がけたツインエンジン・カルタス(古ッ!)もびっくりのパフォーマンスが期待できるというわけ。電制スロットルを採用しているようですから、二基がけ時のシンクロも問題なしということなのでしょうか。

スゴい才能だなぁ

Windows VISTAが発売されて、久しぶりにPC業界も盛り上がっているようです。新しいWindowsが出るたびに新機能が話題になりますが、昔ながらのWindows付属アプリもバカにできません。

たとえば、こちらのイラスト。一見、何の変哲もないクルマのイラストに見えますが、これはWindows95時代から標準装備されているMS Paintで描いたものだそうであります。
あのシンプルなソフトで、ここまで作りこめるワケないでしょ、と思ってしまいますが、たしかにMS Paintで描いているようです。

ほら。この状態から描き始めているのだというのですから。


さらにyoutubeでも、その行程を確認できます。

マジでMS Paintで描いているようです。スゴイ才能だなぁ、と感心しきりであります。そして、こちらの作品を作ったのはドイツ在住のpicsterさん、21歳。MS Paintで描く必要性は別として、こうして新しい才能が生まれているんですねぇ……、いやいやホントに感心してしまいます。

明日から始まる第一歩

いよいよ明日1月30日から国土交通省による第1回アルコール・インターロック装置の技術課題検討会が始まります。


「アルコール・インターロック装置の技術課題検討会」の設置
 飲酒運転による死亡事故については、これまでの罰則や取締の強化といった対策にもかかわらず、死亡・重大事故が後を絶たない状況にあります。
 これを踏まえ、政府としては、飲酒運転の根絶に向けた取組を進めてきたところです。
 今般、その一環として、アルコール・インターロック装置の技術課題検討会を開催し、アルコール・インターロック装置の国内外の動向等を調査するとともに、アルコール・インターロック装置の技術指針案の検討を行うこととしました。


呼吸気からアルコールを検出するとエンジンを始動できなくする「アルコール・インターロック装置」。個人的には、採用すべきでないと思います。というのも法律違反かどうかを自動車メーカーが開発した機械が判断するわけで、最終的には法治国家としての一線を超えてしまうのではと心配に思うからです。たとえば飲酒運転しようとしたドライバーがいた場合に機械が通報することも可能で、それによって警察活動を補助することが認められては問題ではないでしょうか。

が、飲酒運転による重大事故が問題となっている昨今ですから「アルコール・インターロック装置」への要求は大きいわけで、こうして技術課題検討会が開催されることになったのでしょう。とりあえずは技術課題検討ですから、そうした法律的判断を機械が行うことの問題点まで言及されるかどうかは分かりませんが、この検討会の内容は引き続きウォッチしていく必要がありそうです。

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