クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2006年10月

ホンダCR-Vのプリズムアンダーミラー

先日の記事でホンダCR-Vのプリズムアンダーミラーを埋め込んだドアミラーについて書きました。そのときに
実際に走ってみると、左ミラーを確認するたびにフロントタイヤあたりが見えてしまい気になるのかもしれませんが。 そのあたりも試乗する機会があったら、じっくり確認してみたいものです。
と書いています。
もちろん、サイドアンダーミラーの使い勝手についても、先日試乗した際にきっちり確認してきました。この画像でドアミラー下部に見えているのがプリズムアンダーミラー。黒く見ているのはタイヤで、左に目一杯ハンドルを切っている状態です。この画像でも分かるように、サイドアンダーミラーとしての性能は十分でしょう。タイヤやフェンダーが見えますから、仮に子供がタイヤの周囲にいれば分かると思われます。ただ、やっぱり画面がちょっと小さいので、溝ギリギリにタイヤをつけるといった用途で役立つかは疑問。
また走行中に気になるかといえば、慣れれば大丈夫という感じでしょうか。初めてCR-Vに乗って、しばらくの間はプリズムアンダーミラーが気になって、ちらちらと見ていたのですが、5分もするとクルマ酔いしそうな感じがしましたね。運転中には、上部のバックミラー部分だけを見るようにしたほうがよさそうです。

そーいえば、今日で丸一年

左のプロフィール部分を見ていたら since 2005/11/01と書いてあります。そっか、このブログを開設して、ちょうど丸一年経ったわけだ、しみじみ。

はじめた頃にアップした記事をあらためて見直してみると、ちょうど東京モーターショーがあったからネタには困っていないようで、いろんなことを好き勝手に書いています。あ、好き勝手に書いているのはイマも変わっていません。
というか、好きに書けなきゃブログは続けられませんよね。

てなわけで、今後もマイペースに好きなことを書いていきたいと思っていますよ~。



マイナス0度20分


三菱i(アイ)にNAエンジンのグレードが追加されましたが、同時に各部のリファインも受けているようです。中でも効果を感じたのはサスペンションの小変更。といってもアライメントでいえばフロントのキャンバー角が変わっただけです。

それも、従来型が0度00分なのに対してマイナー後はマイナス0度20分と、ほんとうにわずかな違いです。

でも、少しでもキャンバーがつくと随分変わるもんです。
ネガキャンがついたおかげで、グッとハンドルに落ち着きが増しています。とくに切り始めに重みを感じさせることで、MRならではの軽薄な感覚(荷重の乗り切っていない感じ、ともいえますが)を払拭しています。こうして少しずつ進化していくことで、MRプラットフォームが熟成されていくのは、今後の楽しみが増すというものですな。いろいろな期待が(勝手に)膨らんでしまいます。

ところで、気になるのはアライメント変更をどこで行っているか。
メーカーの人に聞きそびれてしまったのですが、おそらくダンパー・ブラケットの穴位置で調整しているはず。アフターパーツのダンパーを購入する際は、そのあたりを確認した方がいいかもしれません。

取材で木更津まで。


本日はトヨタの新型モデル「オーリス」の試乗会。ジェイズティーポ誌のお仕事で行って参りました、クラウンに乗って♪

しかしヨーロッパサイズだけあって、オーリスはデカいっすね。全幅1760mmだそうです。だから、クラウン(全幅1780mm)と並べても見劣りしないどころか、立派に見えるくらいだったりします。
ちなみに、ここで並べているのは1.5リッターエンジンをつんでいるグレードですから両車の排気量差は2000ccあるのですけど……全然、そうは見えません。

レブスピードの原稿を書きました。

REV SPEED2006年12月号の巻頭特集は「走りを愉しむハイグリップラジアル」。Sタイヤでギリギリのタイムアタックに挑戦するのもいいけれど、ハイグリップラジアルで身の丈で楽しみましょうという企画です。
今回、特集の一部である「ハイグリップラジアルの使いこなし企画」のいくつかで原稿を書かせていただきました。
しかし、レブスピードを作っている編集スタッフはアツい。なにしろタイヤ空気圧による走りの違いをデータロガーで分析しようというほどなのですから。
そのほかスタビライザー・チューンやブレーキパッドとタイヤのマッチングなど、これまたマニアックな企画をお手伝いさせていただきました。ぜひ、ご覧ください。

スバルの軽自動車は……

軽自動車祭レポート・その4であります
スバルの軽自動車といえばレックス、ヴィヴィオ、プレオ、R1&R2と熟成されたパッケージ「4気筒(+SC)エンジン&4輪独懸シャシー」による走りの基本性能の高さが魅力、だと思っていました。

ですが、そうした魅力は単にメカニズムによるものではなく、やはり開発段階での煮詰めがしっかりしていたからなんだと確認させられました。
それはステラに乗って、のことです。

そりゃ確かに上屋(ボディ)が大きく重心が高くなっているのでしょうからR1&R2のような精緻感のある走りを期待してはいませんけど、ステラのロール感というか、ちょっとペースを上げただけで恐怖感が増すのはいかがなものか、と。
もし開発の狙いが「コケちゃいそうと思わせることで無茶なドライビングを抑制する」ということにあるのならば納得のセッティングですが、そうであってもステラの演出する恐怖感は度が過ぎているように思われます。
そして、そうした演出だと考える前に「ダメじゃん、このクルマ」と思われてしまいそうな感じ。それほど懐が浅いというか、可能性が薄いように感じられるのですね。ま、シャシーのポテンシャルを考えてみればプレオと同じくらいの走りは期待できるのでしょうが、ロールの仕方が軽薄だったり、あまりに煮詰まっていないように感じられてしまうのです。
見方を変えると、「このシャシーでハイトワゴンのボディを支えるのはムリなんじゃないの……」と疑問に思うほど。これにはタイヤが155幅と細身なのも影響しているのかもしれませんけど。

とにかく、少なくとも走り味では「これぞスバルの軽自動車!」という期待を裏切ってくれた一台、それがステラでありました。

ここまで書いておいて、いまさらフォローするわけではないけれど

もっともステラの走りがライバルに劣っているわけじゃなくて、ハイトワゴンとしてみれば標準的な走り味ではあります。ただプレオの走りが、当時のライバルに対して、けっこうなアドバンテージを持っていただけに、ステラがライバル並っていうことで(期待が大きかった分)失望感があるってわけです。

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