クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2006年04月

350㎞ほど走っての燃費は?

というわけで、ここ4日ほどフィット1.3に乗っていたわけですが、その間で使ったガソリンは22.8L。走行距離は約350㎞。満タン法で計算すると燃費はおよそ15.5㎞/Lということになりました。

ちなみにメーター内(オドメーターの切り替えで表示する)にある燃費計の表示でいえば高速道路オンリーで約19㎞/L、流れのスムースな国道中心で約13㎞/L、それなりに渋滞した都内で約10㎞/Lという感じ。
高速道路(首都高含む)の走行が150㎞強だったので、トータルの燃費は満タン法での計算値と同じくらいじゃないでしょうか。燃費計の表示はおおむね正しいようです。



そんな好燃費の立役者といえるのは、やはりエンジンでしょう。デビューしたての頃は、カタログ値に対して実際の燃費性能はイマイチという印象があったのですが、期待値をかなり上回る結果にビックリ。あらためてi-DSIエンジンの性能に感心することしきりであります。

これから首都高を


ただいま首都高の川口休憩所にいます。これから首都高で走りを確かめます……といいたいところですが、なんと渋滞10km!

やっぱ25日ですから。

のんびり帰ります。

2006年3月、届出車に異変!?

2006年3月、および2005年度の販売実績が各メーカーから発表されました。
もちろん届出車、つまり軽自動車の台数も発表されています(ダイハツのみ下四桁が略されていますが)。
と、その数値を見ていたら、ちょっと驚いたので、ご報告。
まずは3月の販売ランキングを並べてみます。

スズキ(8万2425台)
ダイハツ(約7.8万台)
ホンダ(3万6043台)
三菱(3万3942台)
日産(2万947台)
スバル(1万8664台)
マツダ(7263台)

なんと、スズキと三菱からOEM供給されて販売しているだけの日産がスバルを抜いてしまったのです! ねっ、意外じゃありませんか? そしてスズキから供給を受けているマツダの台数と比べて、いかに日産の販売店が軽自動車を売っているかということにも驚きます。
しかしながら軽自動車を開発・生産しているメーカーが、OEM供給で売っているだけのメーカーに負けてしまうとは……。販売力の差もあるのでしょうが、やはり商品力ということでしょうか。

もっとも2005年度の販売実績では

スズキ(62万5542台)
ダイハツ(約59.2万台)
ホンダ(24万2633台)
三菱(17万842台)
スバル(14万720台)
日産(12万3527台)
マツダ(5万2902台)

とスバルはかろうじて日産に勝っています。ただ、この分でいくと今年度は日産に抜かれちゃうかもしれませんな。

今日から、このクルマに


今週、このクルマに乗って勉強しています。デビューしたのは大分前ですが、借りてきた個体は昨年末の登録で、走行距離も1500km足らず。どことなく新車の香りも残っています。

そしてシーケンシャルは……

この前に書いているようにパドルシフトは確かにスポーツ走行には有利な面はあれど、公道走行では必要ナシと思っているのとは反対に、フロアシフトのATにおけるシーケンシャルモード(前後にシフトレバーを動かしてギアポジションを変えられる機構)は利便性とは別の意味で増えていくはず、と思っております。
なぜなら、こうすると部品点数を減らすことができるから。たとえば同じ車種でグレードによって4速ATと6速ATがあったとします。シーケンシャルモードのないATのシフトレバー(セレクターといった方がいいんですかね)では、それぞれ別にデザインしなくてはいけません。それがシーケンシャルモードでシフトダウン&アップできるようにすれば、まったく同じシフトまわりのパーツで作ることができるのです。金額うんぬんは別としてコストダウンに貢献することは間違いありません。

そして、愛車であるクラウン・アスリートにもシーケンシャルモードが備わっております。で、シーケンシャルモードといえば「前がダウンで後ろがアップ」か「前がアップで後ろがダウン」の2パターンがあって、クラウンは後者。一般的には前者の「前ダウン式」の方がスポーツ走行に向いているといわれています。たしかにシフトダウンはブレーキング時に行なうわけですから、前ダウンの方が力が入れやすいという説にも一理アリ。
しかし、クラウンに関していえば「後ろダウン式」で正解なのでは、と思っています。
まず旧来のATの場合、ギアポジションを下げる際には手前にシフトレバーを動かすようなデザインとなっていました。そうしたデザインに慣れている人にとっては「後ろ側がシフトダウン」という認識のはずです。つまり「後ろダウン式」の方が自然なのではないでしょうか。またシフトレバーを前に押すにはヒジから動かさなくてはいけませんが、後ろに引くのなら手首をひねるだけで操作できるというのもメリットではないかと。
実際、個人的な見解ですが、街乗りレベルでいえばシーケンシャルモードでわざわざマニュアル的にシフトアップすることなんてありませんし。クラウンの場合、エンジンブレーキを効かせたいときだけシーケンシャルモード(運転席側にレバーを引いて)、そして手首のスナップでレバーを後方に引くわけです。そして加速時には再びDレンジに戻すだけです。

パドルシフトって

スポーツモデルに限らず、最近の2ペダル車にはステアリングから手を離さずにシフトが操作できる装置がついていることが増えてます。いわゆるパドルシフトですね。
たしかにF1などのオンボード映像を見ていると、パドルシフトはいかにも素早いシフト操作ができるイメージが強く、スポーティな演出には効果的なのでしょう。
ですが、本当に市販車レベルでパドルシフトって必要? と思うのです。
まぁ初めて乗ったとき、ちょい乗りの試乗レベルだと、パドルシフトがあると楽しめるし、面白いと感じるのは間違いないでしょう。
ただ、実際にはそれほど利用価値はないように思えるのですよ。
というのも市販車レベルですと、レーシングカーのようにギア比が接近しているわけでもなく、オンボード映像のようにパンパンッとシフトアップできませんから。もっと間延びした感じにしかなりません。それに法定速度を考えれば、アクセル全開でシフトアップしていくようなシチュエーションって考えられません。だって2.0リッター以上のクラスであれば2、3速で法定速度いっぱいに達しちゃうことが多いですから。
では逆に、シフトダウンでは役に立つかといえば、やはりギア比が離れてますから、パパンッとダウンするにはよほど強烈にブレーキをかけなければ難しいでしょう。周りにクルマがいなくて、同乗者が許してくれるなら可能でしょうが。
結局、シフトダウンにしてもエンジンブレーキをかけるためにギアを一つ落すだけにしか使えないのでは? と思うのです。だったら、パドルの必要性ってあまりないように思いませんか?

それにパドルシフトって、なんだかステアリング操作にジャマになるような気もするのです。クルマによってはパドルとハンドルの隙間が狭くて、ゆるめにハンドルを握っていると指とパドルが触れそうになって、気になることもあったりしますし。

というわけで、個人的には市販車を公道で使う分にはパドルシフトは必要ナシと判断しております。
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