クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2006年03月

都市部ターゲットの軽自動車

昨日、JHFCセミナーに参加して、まだまだFCV(燃料電池車)が実用化されるまでには時間がかかりそう(なんせロードマップでも2020年に国内で500万台を普及させるというのが目標)だということを実感。

ですが、化石燃料に未来があるとは思えません。
とりあえずはチビチビと使いながら、次の一手を考えるしかなさそうです。

そこで思ったのは、少しでも小さなクルマに乗るようにすれば、ということ。
とはいえ法律で縛らるのはどうかと思います。
自分自身としても縛られるのはイヤだし。

そこで、軽自動車ですよ!

よく「もう少し排気量を上げた方が燃費に有利」という話も聞きますが、
実際、リッターカーにしてしまうと、現在の軽自動車のサイズに収める
意味はありませんし、メーカーもガマンできるかどうか。

結局、ボディが大きく(重く)なってしまうようか気がします。

とくに信号が多くて、ゼロ発進が多くなる都市部では、
やっぱり軽量なクルマが有利でしょうし、
平均的にならせば、軽自動車が最適といえるのでは?


もっとも絶対的な台数でいえば、
現状でも都市部の軽自動車は多かったりして。

たとえば全軽自協の資料によれば

2005年の新車販売台数(乗用車)は
少ないと思われている東京でも42,323台
愛知が94,849台。大阪が59,726台となっています。

逆に軽自動車大国といわれる島根は14,152台、鳥取は10,055台。


ありゃ……、
比率は別として絶対台数であれば、
すでに都市部での販売実績が多いのです。

ということは、都市部をターゲットにした商品開発をする必要はないってこと?

いやいや、登録車との販売比率でいえば、
都市部では軽自動車が多いとはいえません。
つまり、軽自動車に魅力を感じるユーザーも
比率的には少ないってことです。

そんなわけで、
都市部向けの軽自動車ってどんなクルマ?
な~んてことを考えてみたいと思ったりしてます。



この画像はダイハツ・ハイゼットハイブリッドのパワーユニット。
バッテリー分の重量増はマイナスだけれど、このように比較的、簡易的なハイブリッドシステムは都市部の交通状況に合っているのでは?

JHFCセミナーに行ってきた

今日は朝から湾岸線でお台場へ。
なぜなら4回目となるJHFCセミナーが東京ビッグサイトで開催されたのです。
JHFCというのは経済産業省が実施する水素・燃料電池の実証プロジェクト。とりあえず、この3月で第一期の実証試験期間(2002~2005年度)が終了するということで、その集大成的な報告を聞きに行ったのでした。
プロジェクトに参加している自動車メーカー他の企業はタイヘンだったでしょうが、結局のところ、まだまだ実用化には遠いなぁというのが結論のようです。
まぁ、すぐさま年度明けからは第二期の実証試験が始まるようですから、逆に結論が出てしまっていてはイケないのでしょうが……。

とりあえず第一期の実験によって得られたデータ(の一部)が書かれた資料を頂いてきたので、じっくり数値を見てみないと、自分的な結論も出せませんし。

ただ、今日のレポートを聞いてきた印象では、とりあえずピュアEVの方が、効率的にも、インフラ的にも有利なような気がします。

ちなみにライフのメーターは

こんなデザインになっています。左側の液晶はタコメーター・モードですね。

そういやZESTに乗りました

先週、仕事でホンダの新型軽自動車、ZESTに乗りました。
え~っと、目をつぶって乗ると(実際にはムリだけど)、
ライフと区別がつきません、っていう感じです。

つまり車高が上がった感じもなく、足がまとまっているのです。
逆に、乗り味での差別化はあまりしていない、ともいえます。

良くも悪くも、ライフのデザイン違いのモデルってわけです。
ただライフにしても大きな欠点はないですし、現在でもトップクラスの性能を
持っていますから、メカニカル部分での変更が最小限なのは当然でしょう。

気になったのは
「低床プラットフォーム」という言葉を
使いはじめていること。

従来は使っていなかったので、
いかにもプラットフォームを新設計したみたいですが、
実際はライフと共通なんだそうです。
別に隠しているわけじゃないようですけど、
なんか良いほうに誤解しちゃうユーザーもいるかも~、と思ったり。

そして商品開発ではデザインへ力を入れているよう。
たしかにエンジン、ミッション、フロアボディ、サスペンションなどなどの
基本部分が共通とは思えないほど違う印象に仕上がっています。

で、男性寄りのデザインとなっているのが特徴です。

たとえばメーター(↑)のデザインからして、そんな感じ。
ライフにはタコメーターがなかったのに(正確にいえば左側の液晶にバーグラフの回転計を表示することはできます)、ZESTではしっかりと8000rpmまで刻まれたタコメーターが装備されているのです。オートマしかないクルマであればタコメーターは不要なのでしょう。ですが、このようにタコメーターが付いているだけで、スポーティで男性的で、高性能なイメージを受けるユーザーが多いそうですから、やっぱりメーターのデザインって重要なのでしょう。


というわけで、実はただいま仕事でZESTの試乗記を書いてたりして。
締め切りが迫っているのですが……、現実逃避中です。

スズキといえば……

ワンメイクレースは縮小傾向(?)のスズキですが、WRCは別みたい。リンク先のリリースによれば『2007年8月以降の参戦』だそうで。
ところで、WRカーのベースとなる「SX4」ってクルマ、日本では売るのかいな?

ローカルイベントになっちゃったのね


スズキスポーツCUPというワンメイクのレース・シリーズがあります。
まぁ内容についてはリンク先を見ればわかるのですが、スイフトスポーツ(旧型)と二種類のフォーミュラで争われるシリーズです。
で、最初の頃は全国転戦だったような気がするのですが、今年は筑波サーキットだけが舞台となるよう。エントラントからすればサーキットが一箇所の方が資金面では有利かもしれませんが、ローカルイベントになってしまった感が強く、縮小傾向にある感は否めません。なんとも残念です。
まぁ昨年にしても筑波サーキットがメインで、もてぎで一戦だけ行なったような状態ですから、大して変わらないのかもしれませんが……。
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