クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2006年03月

なんで、ここにナンバーを置くかなぁ?

最近、一部の軽自動車に乗る(見る)たびに思うことがあります。
それは「なんで真ん中にナンバープレートを付けてるのよ!」ということ。

たとえばというか、とくに思うのがホンダ・ゼストです。


そりゃあデザイン的にはナンバーが真ん中にあったほうがバランスがいいのかもしれません。ですが、いざボンネットを開けてみると、理に適っていないのが気になってしまうのです。

その「理」とは冷却性能。
こちらはゼストのエンジンルームのメカ配置を示した透視イラストで、黄色く色をつけてあるのがラジエターです。一般に軽自動車のラジエターは660ccと排気量が小さいこともあって、このようにフロントスペースに対して半分くらいのサイズしかありません。このイラストと上の画像を見比べれば、ナンバープレートがラジエターの下部分にかなり被ってしまっているのが分かります。なんだかラジエターに走行風が当たるのを邪魔しているように感じるのです。あえて、ラジエターの冷却性能にマイナスな場所にナンバーを置いているとしか思えないのです。
だったら、向かって左側にオフセットするか、もうすこし下にナンバーを置けばイイんでないの?

技術の進化はスゴイですな

東芝から出されたリリースによればキャパシタ並みの急速充電性能を持つリチウムイオン電池が開発されたそうで。
リリースの情報だけでは何ともいえませんが、この技術は電気を使う自動車に与える影響は大きいのでは。
というのも、電気自動車の問題とされているのは充電時間が給油に比べて長くなりがちということですが、このリチウムイオン電池は
1分間で、電池容量の80%まで充電することができます。
ということですから、そうした問題点が解決されるわけです。
さらに
低温時にも性能劣化の少ない優れた温度特性
を持っているようですから、ますます自動車向きの特性を有しているのでは、と思えるのです。

個人的に考えていた電気自動車の将来像に
キャパシタとニッケル水素電池の二つを搭載してキャパシタで回生を受け、ニッケル水素で保持するというシステムをイメージしていたのですが、このリチウムイオン電池であれば、二種類の蓄電システムを搭載する必要はありません。
リリースの画像では、試作品は携帯電話サイズのようですから、自動車に使えるだけの容量を量産できるかどうかは不明ですが、遠からず自動車に搭載されることは間違いないのでは。

電話機のようで、実は……


この画像、どこから見てもウィルコムのPHS(WX310SA)にしか見えないでしょう?
でも、自分にとってはPHSじゃありません。仕事に欠かせない道具なんです。

手に入れたのは昨年末で、しばらくはサブの電話機として使っていました。
ですが、結局はほとんど電話としては活用していません。

メインのケータイと違って、フルタイプのブラウザを搭載しているので当初はネット閲覧がメインで、さらにメインのケータイで話ながらスケジュールが確認できるのでスケジューラとしても活用しております。
と、ここまでは想定の範囲内。

しかし、最近のメイン用途は違ってきております。
実は「ICレコーダー」として使う機会が増えているのです。
最初はICレコーダー機能がついているといってもメモ程度にしか使えないと思っていました。とくに録音時間については大したことはないだろうとタカをくくっていたのです。
ですが、256MBのミニSDを入れてみると、最大録音時間は、なんと30時間オーバー! たいていのインタビュー取材なら使い切ることはないでしょう。というか、その前に電池がもたないような気がします。

そんなわけで、ほとんど通話をしておりません。
いっそのこと音声を使わない契約内容に変えてしまおうかと思っている今日この頃でありました。

今はフリーライターですが

現在はフリーライターをやっておりますが、もともとは雑誌編集者でした。
そして自動車雑誌に関わるようになったきっかけは、大学を出て就職するときに自動車雑誌をメインとした出版社に入ったから。 そして編集者→独立→フリーライターという、ある種の定番コースで現在にいたるわけです。

さて、じゃあ編集者時代にはどんな雑誌に関わっていたのかと言いますと、以下の通り。

90年代初頭:オフロードスピリッツ
当時、大ブームだったクロカン4WD(パジェロとかサーフとかテラノとか……)をメインに扱った割と硬派なヨンク雑誌。その後、休刊となって今は存在しません(涙)。

90年代半ば:K-CARスペシャル
いまでは新車販売のメインストリームともいえる軽自動車。その専門誌として当時は唯一の存在だった雑誌。隔月刊だったのでノンビリと仕事をしていたような、その分スタッフが少なめだったので忙しかったような。ちょうどビート・カプチーノ・AZ-1というスポーツ軽ブームと、その後のワゴンR(ハイトワゴン)ブームという両極端な時期を、この雑誌で過ごしました。軽自動車が現在の規格になった頃まで関わってから次の雑誌に異動。この雑誌は現在も健在(しかも月刊となって頑張っているようです)。

90年代後半:ル・ボラン
輸入車(とくにドイツ車)を中心に扱う総合自動車雑誌。それまでの軽自動車からいきなり高級輸入車を扱うようになりましたが、技術的にいえば「クルマの基本は皆同じ」ということに気づいたのは、この雑誌のおかげかも。ル・ボラン誌も健在で、当時の同僚だったスタッフはずいぶん偉くなったそうです。

2000年:メルセデス・ベンツ・マガジン
ル・ボランでの経験を活かすべく(?)てメルセデス・ベンツの専門誌に異動。このとき初めて「編集長」の肩書きがつきました。ただし会社員としての役職はヒラのまま。社内では一番若くて、一番給料の安い編集長だったんじゃないでしょうか? 隔月刊で出していましたが、残念ながら半年で休刊に(涙々)。

21世紀の始め:ホリデーオートBG
老舗の中古車雑誌がリニューアルをするというタイミングに副編集長として参画。その後、ただの中古車雑誌から走り屋系中古車雑誌、チューニング記事の多い中古車雑誌、チューニング誌へと変化していきました。おかげで中古車売買の現場からドリフト系ドライバーまで幅広くお付き合いをさせていただくことに。最終的に編集長(編集人)になりましたが、これも編集長になってから4号で休刊の憂き目に。26年にわたる雑誌の歴史にピリオドを打ちました(大涙)。

というわけで、編集長として関わった雑誌はどちらも今は無いのは寂しい限りです。

500万人が支えたクルマ?

スズキ・ワゴンRの国内累計販売台数がこの3月に250万台に達したそうです。
デビューが1993年9月で、250万台達成まで12年と7ヶ月かかったといいますから、平均すると月販売台数はおよそ1.9万台。すごいものです。
しかも二度のモデルチェンジ(つまり三代にわたって)を経て、販売が上向き続けているのですから。

実は、そのうちの一台に貢献しております。
もう10年以上前の話になりますが、購入したのは初代ワゴンRでした。
ちょうどターボエンジンが追加された直後ですから、1995年2月のこと。
だからボディは1+2ドアだったし、4WDにすると5MTしか選べなかった頃のモデルでした(そして購入したのは4WDターボのグレード)。結局、購入してから7年近く所有したわけですが、最後まで不満もなく、そして大きなトラブルもなかったなぁ。

そんなわけで、ワゴンRが支持されるというのは実体験として納得できるわけです。しかし、累計250万台も売れたというのは改めて驚きます。仮に中古車として転売された回数を平均一回とすれば、延べ500万人がオーナーとしてワゴンRを所有したことになりますから。
自身の体験としても、毎日のようにワゴンRに乗っていて「これ以上の機能・性能ってクルマに必要なの?」と思ったこともありまして。いまや新車販売の3台に1台は軽自動車となりましたが、そうしたトレンドを作ったのもワゴンRの功績なのでは、と思ったりもします。

今シーズンはスタッドレスなしで過ごしました

毎年、冬が近づくと「スタッドレスタイヤを買わなきゃいけないのかなぁ……」と考えるのですが、結局は買わないという状況が何年も続いています。

実際、自分の住んでいる地域でいえばスタッドレスタイヤが必要になることなんて、ひと冬で2~3回ですから。その日はクルマで出かけなきゃいいだけの話だし。

とはいえ、クルマで取材に行かなきゃいけない状況になると不安だったりすることもあったりして。ただ、それも年々少なくなっています。
たとえば今シーズンでいえば夏タイヤで不安だなぁと思ったのは2月に富士スピードウェイに行ったときくらい。ずいぶん前の話になりますが、突然の雪に見舞われて帰るのがタイヘンになったことがあるので、2月の御殿場って不安があるんです。

ですが、結局その日は好天に恵まれて。
↓この画像のように富士山もきれいに見えたくらい。
ただ、不安だったので手持ちのタイヤの中でも細くて、溝のしっかりとしているヤツを履かせていたりして。ほんとに小心者なので。

そんなわけでスタッドレスタイヤなしのクルマ生活が続いて早何年でしょうか。
それだけ雪道を走る機会が少ないわけです。
といっても、まったく走らないってわけじゃないんですよ。

ほら、↓この通り。
おかげさまで、このように雪道を走ったこともあるんです。
ただ、雪に慣れていないものですから、ドキドキです。
そのせいでスタッドレスタイヤ+ハイテク4WDという組み合わせにも関わらず、スピンしまくり。ご同業の方多数といっしょでしたが、おそらく一番スピンしていたんじゃないでしょうか。
でも、せっかくクローズドコースで雪道を走る機会だったので、スピンしてみたかったんですよ(と、言い訳してみたり)。公道じゃスピンするまでスピードを出したり、急ハンドルを切ったりなんて危なくてできませんから。
ただ、最近のスタッドレスタイヤってスゴいもので、かつてはスピンするときは唐突だったような気がするのですが、このときはスピンへ向かっていくクルマの動きがけっこうゆっくり感じたものです。具体的にいえばサマータイヤで雨の中を走っているくらいのイメージです。まぁ、クルマ自体の優秀さもあったのでしょうが。
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