クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2006年01月

今まで乗ってきたクルマ

とりあえず、時系列で思い出したままに
これまで乗ってきた(所有した)クルマを
つらつらと書き並べてみます。

トヨタ・スターレットGT(EP82)

いすゞ・ジェミニ(PF60)

ランチア・Y10(イプシロン)

トヨタ・MR2(AW11)

スズキ・ワゴンRターボ(CV21S)

スズキ・CARA

ダイハツ・ミジェット2

ホンダ・インサイト

スズキ・スイフトSE-Z ※初のAT車!

トヨタ・クラウン3.5アスリート


というわけで、まだ10台しか乗っていないようです。
他にも持っていたことがあったような気がするのですけど……。

3ホイラーのメリット その3

3ホイラーの時代が来る! なんて書いてみたものの、いざ考えてみると
結局、3ホイラー(三輪車)ならではの機械的なメリットはあまり思いつきません。
その2にコメントでいただいているように、デザイン的な特異性は、仮に普及してしまえばメリットじゃなくなりますし。なんだかんだいってプジョーVWのコンセプトカーを見て、ただ影響を受けただけなのかも

ただトライクに代表される「たちゴケしないバイク」とは別の方向で3ホイラーが評価される時代はこないとは言い切れません(ちょっとトーンダウン気味)。

その2で書いたように、シティコミューターとしては一人乗りが基本でタンデムで二人乗りも可能な3ホイラー(もちろん四輪でもいいのですけど)というパッケージが適切なのでは、と思ってみたり。
そして、やっぱりイメージする3ホイラーは電気自動車なんですね。

ところで、三本足の机と四本足の机ではどっちが安定するんでしょう?
答えは三本足なんですねぇ。
ということは、サスペンションを持つクルマでも三輪が有利なのでしょうか。
というわけで、このテーマはまだまだつづく

大試乗会@晴海


本日(ってもう昨日ですか)は朝から晴海でクルマに乗るお仕事。しかもクローズドコース。
う~ん、気持ちよくアクセル全開にするなんて久しぶり
つか、クルマを純粋に走らせて比較する仕事が久しぶりかも。
いつもは構造だとか、機構だといったメカに着目しがちなんで。
実に新鮮な一日でした。しかも自分より若いライターさんと一緒だったし。

そんなわけで、今日の模様は
2月26日発売の新車王4月号(三栄書房)に掲載される予定。
どんな風に仕上がるのか、自分でも楽しみな企画です。

まぁ、その前にサッサと原稿書かなきゃいけないんですけど

バッティング


昨日、久しぶりにバッティングセンターなるとこへ行きました。
それも深夜二時くらい。バカですねぇ、若くもないのに。
左打ちなんです、アタシ。そして野球をしなくなって十何年も経つけれど、意外に当たるもんです。

というわけで、近況画像です。
(画像提供・舟橋朗)

3ホイラーのメリット? その2

さて。その1の後半はずいぶん脱線してしまいました。
一方、最近のコンセプトカーに見られる3ホイラーのパターン<前2輪・後1輪>のメリットです。
う~ん、いろいろと考えてみたのですがクルマとしての機能面では、なにもメリットが思いつかないのですよ。たとえば前後のフロアが一体となっている一般的な4輪車の感覚でいえば、リアが1輪ということは(トレッド面が幅広なほど)デフ機能のない直結状態と似た動きをすることが考えられます。つまりコーナリングにおいてリアタイヤは、それ自身のスリップによって旋回するわけですが、各社の3ホイラー・コンセプトの姿を見るに、リアタイヤにはパワーを受け止める(リア駆動のケースが多いようなので)ためのファットなサイズが装着されています。単純にサスペンションで吊り下げている方式の3ホイラーでは、初期は曲がりづらく、旋回の後半から唐突にリアが流れるような動きをするように思われます。
ただコンセプトカーを見ると、3ホイラーならではの工夫をしているようです。たとえば、スクーターのような構造です。つまりパワートレーンとタイヤをひとつのユニットとして、それをボディにあらゆる方向に動くジョイントで連結しているのです。こうすることでフロントタイヤを含めたキャビンは4輪車のようにロールしているにも関わらず、リアはタイヤをまっすぐに接地させ、さらにジョイント部によってパッシブ的なリア操舵の動きをするわけです。これは、かなり効率よくタイヤの性能を使えているのでは? と思ったり、思わなかったり(w。
ただ、これはオートバイのパワートレーンを流用して、3ホイラーを作るひとつの手法と同じベクトルにあるような気がします。
そして、この方法をとる意味は大アリじゃないかとも思います。とくに電気自動車のパッケージとして考えると、リアにパワートレーンを別体配置するというのはメリットがあるからです。とくにインホイールモーターを採用した場合です。最新の電気自動車(燃料電池車も同じ)のトレンドであるインホイールモーターは、バネ下重量が大きくなることが問題とされていますが、キャビンと別にしてしまえば、乗り心地面での問題は解消されるでしょうし。

ですが、個人的には前2輪・後1輪の3ホイラー(とくに内燃機関を使った場合)は、やっぱり市販車として考えるとメリットはあんまりないかもと思います。デザインが新鮮だったりするだけで、スペース効率的にはマイナスが多いですもんね。たとえばリアのラゲッジは期待できないし。それにコンセプトカーの姿からは前半分は従来の4輪車のままといったイメージですし。

非常にグレーな見方をすれば、国によっては3輪車と4輪車の規定が違っていれば、衝突安全などに配慮しなくて済む3ホイラーは、その分だけ軽量化できるのがメリットかもしれません。また税制面で有利なこともあるでしょう。

ただし、とくにシティコミューターとして考えると、現段階では前1輪、後2輪の3ホイラーを評価したいところ。まず同じ2シーターでもタンデム(前後)に座らせるというパッケージがいいですね。こうするとクルマをスリムにできますから。極端な話、すべてのクルマがタンデムの3ホイラーになれば、現在は2車線の道路が3車線にも4車線にもなるかもしれません。また路上駐車がしやすいようにインフラを整備することも可能でしょう。
ただ、これだけなら3ホイラーにこだわる必要もないんですよね。たとえば2003年の東京モーターショーにスズキが出したS-ライドは、4輪ですけどタンダム2シーターのコミューターというコンセプトですもの。

つづく

3ホイラーのメリット? その1

ちょっと前に「3ホイラーが来る?」なんていう思いつきを書いたのですが、はあこさんからコメントをいただいて、3ホイラーならではのメリットがなきゃブームがくるはずはないよなぁと思った次第。
てなわけで、3ホイラーのメリットて何だろう?
カタチがユニークなこと? 新鮮な印象? はて。
なんにせよ、タイヤが3つしかないわけですから(ライフが四輪と同等であれば)交換時のコストは抑えられます。もちろん、これだけでブームが来るとは思えません。そこで、3ホイラーならではのメリットを考えてみたいと思います。ただ、三輪車の市販モデルを開発した人に話を聞いたことはもちろんありませんし、ほんと基本的な常識もわかりません。ですから、想像するしかないわけです。これから書くことは、個人的な想像ですので、あしからず。

さて、3ホイラー(三輪車)とジャンル分けしても、前2輪・後1輪と前1輪・後2輪の二種類があって、それぞれにメリットが異なります。

まず「オート三輪」と呼ばれていた昔のトラックにも採用されていた前1輪の3ホイラーですが、その最大のメリットは、とにかく小回りが効くことでしょう。3ホイラーと四輪車のホイールベースが同じと仮定すれば、3ホイラーはフロントの切れ角が大きくとれます。またタイヤが一本であればステアリング操作は軽くなる(パワステの出力を小さくできる)のもメリットでしょう。構造上は片側90度以上の切れ角を与えることも難しくないですから、とくに低速での小回り性はバツグンのはず。
ただ、これはデメリットも生み出します。フロントが1輪しかないわけですからブレーキング時には、その一本のタイヤでフロント荷重を支えなきゃいけません。これは、かなりキツいのでは? ただエンジン搭載位置がリアエンド(RR駆動)であればリア荷重のほうが大きくなるので、この問題もすこしは解消されるでしょう。ですが、1輪で十分といえるほどフロント荷重が小さくなるとは思えません。
現実的には既存のオートバイをベースにリアを2輪として“コケないバイク”的な存在としてしか、前1輪・後2輪の3ホイラーは存在しえないのでは、と思ったりします。もっとも軽自動車のエンジンを使ったcarverという3ホイラーがオランダでは市販されています。エンジンとタイヤが一体となったリアセクションとキャビンが別になっていて、ステアリング操作によってキャビンが傾く(リーン)のが特徴。公式サイトではF1パイロットのジェンソン・バトンがニコニコしながら乗っている動画を見ることができますから、走りはやっぱり楽しいようです。日本にもフィアロコーポレーションが作ったコンセプトカーで似たようなクルマがありますが、これってcarverのガワ違いに見えるのはワタシだけ?

追記
モーターショーで見たときはcarverのガワ違いと明確にしていなかったようなので、上記のような書き方をしましたが、carverを生み出したBrink Dynamics社のサイト内では、フィアロコーポレーションとコラボして生まれたことが書いてあります。なんだかフィアロ社の作ったコンセプトカーを取材した媒体があるようですが、そもそもcarverって、そんなに旬なクルマじゃないと思うんですよね~。一年以上前に某誌でcarverを紹介した際に、編集部にcarverのURLを教えたのは何を隠そうアチキだし。ちなみにcarverのエンジンは(多分)ダイハツ製4気筒ターボ。コペンにつまれているJB-DETと同系列のエンジンのようです。

つづく
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