クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2005年11月

充電期間

なんか今年の後半は自然と充電期間に入ってしまったようです。ホントに家でゴロゴロしていることが多いような気がします。
ちゅーか「充電」というより自然放電といったほうが適切かも。
まぁフリーライターってアウトプットばかりだから、こんな時期も必要だと思っておきましょうか。

HDDってメンド~じゃない?

クラウンのカーナビは純正のHDDタイプ。つまり音楽をCDからHDDにコピーして楽しむことができるのです。もちろんコピーしたデータは圧縮されますから音質は劣化するのでしょうが、純正スピーカーならまったく気にならないレベル。それでいて何千曲もHDDに保存できるのですから、こんな便利なモノはない……って思うじゃないですか。
でも、実際に作業してみると「どーなんだろ?」と思うことしきり。まぁフツーに聴いたCDを自動でHDDに保存するのは便利なのですが、マニュアル操作で一気に何枚ものCDをコピーしようと思うと、けっこう時間がかかるのです。
画面には“REC Fast”なんて出ていますが、説明書によればだいたい4倍速相当らしいのですよ。つまりフツーのCDを一枚コピーするのに15分くらいかかるわけです。
たしかに、クルマでしかこうした作業をしないのであれば何とも思わないのでしょうが、PC(i-Tune)でのコピーに慣れてしまった自分には、どうにも待っている時間がイライラしてしまいます。
それにデータのない最新CDなどではアルバム、曲名、アーティストなどのデータを手入力しなきゃいけないのもメンドーなところ。
SDとかCF経由でコピーできるようになれば基本的な作業はPCで行なえるのに。
とりあえず、お気に入りのCDを抱えてクラウンに向かったのですが、4枚ほどコピーしたところで、気持ちが萎えてしまいましたよ

スズキおそるべし

スズキほどナンバー1であることに意義を見出しているメーカーはないかもしれない。とにかく軽自動車においてはライバルに負けることが許されないのだろう。少々のモレはあっても、ほぼ全方位的にライバルに対抗するモデルを用意しているのが、その証だ。そして、また常識じゃ考えられないモデルが登場した。
それがキャリイ・ショートホイールベース仕様
軽トラというジャンルにおいて、現在二種類の流れがある。ひとつはキャブオーバー(フロントタイヤの上にキャビンが載っている)で、もうひとつがセミキャブオーバー(ドライバーの足元あたりにフロントタイヤを配置したレイアウト)だ。1998年の規格変更に合わせて、スズキは軽トラのキャリイをセミキャブ・スタイルに一新した。軽トラだけでなく1BOXも車台を共用することを考えれば、ホイールベースを長くとれるセミキャブにするのは全体としては有利だと思えた。ただし、最大のライバルであるダイハツ・ハイゼット、そして軽トラの強敵スバル・サンバーはキャブオーバー・スタイルをキープ。とくにダイハツは1BOXはセミキャブ、軽トラはキャブオーバーと二種類の車台を用意するという気合の入りぶり。
たしかにキャブオーバーのほうがホイールベースが短くなるから最小回転半径は小さくなるように思える。ただしエンジンに舵角をジャマされないぶん、意外にセミキャブも最小回転半径は小さい。事実、現在の軽トラにおいてもっとも小回りが効くのはスペック上ではスズキ・キャリイだ。
ただし、実際の使用状況においてはスペック上での最小回転半径よりも内輪差が気になるケースも少なくない(たとえばギリギリの幅しかない畦道とか)。つまり、そうした環境で使うユーザーにとってはキャブオーバー(=ショートホイールベース)しか選択肢がないわけだ。そして、1999年に現行キャリイがデビューしてからのスズキはそうしたユーザーの支持を失うことに甘んじていた。
そして、いよいよ登場したキャリイ・ショートホイールベース仕様。一見すると、ただのキャリイだが、フロントタイヤがキャビンの下に移動しているのだから、車台を新設計したということだ! コストだけを考えれば、ムダになるかもと思ったりもします。
なにしろ軽トラの販売台数は昨年実績で約25万台。全盛期の90年に40万台を売ったマーケットとしてみると縮小傾向にあるわけですよ。
その中でキャブオーバーじゃなきゃ絶対に買わないという層がどのくらいあるか、というのは分かりませんが、スズキがキャブオーバーの車台を開発したということは、想像以上にキャブオーバー支持派が多いのかもしれません。
まぁ、それにしても従来モデルも併売するようですから軽トラに二種類の車台を用意したというわけで。スズキの「軽ナンバー1」への気合を感じてしまいます。

効きそうなリアウイング

コレ先日、埼玉まで取材に行ってきたクルマについていたリアウイングです。
いかにもルーフと同じ高さにあって、なんか効きそうな感じ。開発した人によれば風洞実験をシビアに行なっているわけじゃないそうですが、いわゆる経験値でデザインしたそうです。
といっても、このデザインに関わったのはラリーなどの土系モータースポーツの経験豊富なスタッフたち。土系モータースポーツって、土埃で空力効果が分かるから、経験的に“効く”空力のカタチがわかるんですよね。だからこそ、こうしたエアロパーツがデザインできるのでしょう。
そして、こんな風に効果がありそうなエアロパーツを見ちゃうと、なんか原稿を書くモチベーションも高まるってもの。自分でも、どんな原稿に仕上がるか今から楽しみ。
そうそう、原稿って書き始めると勝手に指が動いちゃうようなところもあって、自分自身でも完成形が見えなかったりもするんですね

話題の新雑誌を読んで

ライターになる前は雑誌の編集者なんてやっていたもんだから、雑誌は大好き。いまでも編集者として作ってみたいと思うこともあったりして。というわけで、奥さんが買ってきた話題の新雑誌「クーリエ・ジャポン」を読んでみた感想なんぞを。
キャッチによれば『海外1000メディアから発信されるニュースを厳選!』とありますし、多彩な記事はどれもが面白いのですが、その選択基準がいまいち分かりづらいので、雑誌のスタンスが見えづらいんですね。それは右だの左だのという単純なものだけじゃなくて。ターゲットとしている層が見えないっていうか。
それは入っている広告からも明らか。さすがに大手の講談社らしく創刊号からガッチリ入っていますが、ちとチグハグしているようです。たとえば広告は表2見開きがルイ・ヴィトンで表4がブルガリなのですが、表3見開きはWOWOWでちょっとバランスが取れていない感じ。それに中面をみていくと、自動車やお酒などのナショナルクライアントに混じって上野クリニックがあったりして。なんか戦略がイマイチ明確じゃないような気がしますね。
というわけで内容よりクライアントが気になる、スレた感想でした。

エコ・メーター?

古い話題ですが、東京モーターショーがありました。いまさらながらショー会場で撮った画像を見返していると、いろいろと思いつくことがあるもんです。
たとえば、このメーターの画像。レクサスのハイブリッド車のメーターパネルですが、単に回生から放電までのモーター制御を示しているわけではなさそう。ECOだのPOWERといったエリアがあるということはエンジンの働きも含めた、システム全体の効率をタコメーター的に示しているのでしょうか。てなわけで、勝手に「エコ・メーター」と呼んでおります。
残念ながらドライブしたことがないので、どんな風に動くのかは分からないのですが、実際はブースト計のような動きをするんじゃないでしょうかね。なんでも有名評論家の先生方はすでに乗っているというウワサですから、機会があったらこのメーターの動き方について伺ってみたいものです。
そういえば、この画像を撮ったのは取材専用のプレスデーでしたが、一般公開日に行ったところ、このクルマ(たしかレクサスGS450h)は柵の中にあったから貴重なカットなのかも。
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