クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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スズキ・フロンクスは動画でも注目度が高し!

YouTube動画もバランスよく再生いただき注目度の高さを実感します

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この夏ころからティザーがはじまり、いよいよ秋に発売開始となったスズキのクーペSUV「フロンクス」。インド生まれの…と紹介されることも多いのですが、そもそもグローバル時代に生産国を指摘することはナンセンスですし、ことフロンクスについてはクオリティ面でもグローバルモデルとして十分以上というのが第一印象。それを市場が認めていることは初速で1万台オーバーという受注台数からも明らかといえるかもしれません。





そんなフロンクスについては、プロトタイプ試乗時から何本かの短い動画をYouTubeで公開していますが、いずれもバランスよく再生いただいているようで、そこからも注目度の高さを感じる今日この頃です。長くても5分程度ですので、お時間のある時にでもご笑覧いただけますと幸いです。







つづいてウインカー音やラゲッジボードなどディテールにも注目したショート動画…続きを読む

マツダが究極ガソリンエンジン「SKYACTIV-Z」の存在を明かす。

SKYACTIV-Zエンジンに採用される「ラムダワン燃焼」とは何のこと?


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マツダが2025年3月期 第2四半期決算を発表、そのプレゼンテーションにおいてSKYACTIV-Zガソリンエンジンを開発していると明示したことが話題となっています。その部分での発言を以下に引用してみましょう。
•SKYACTIV-GやXの後継である新型4気筒エンジンSKYACTIV-Zエンジンを開発中です。
•将来は直列6気筒エンジンにも、この新型エンジンの燃焼技術を移植して環境性能を高めてまいります。
•エンジンは選択と集中を行い、種類数全体は段階を追って集約を進め、大幅な効率化を図る計画です。
•このSKYACTIV-Zエンジンは、理論燃焼であるラムダワン燃焼を使い、低回転から高回転まで広いレンジでスーパーリーンバーン燃焼を実現することで高い熱効率を実現し、優れた環境性能と走行性能を提供できます。
•欧州ユーロ7や米国LEV4・Tier4などの厳しい環境規制に適合できるこのエンジンを2027年中の市場投入を目指して進めていきます。
アルファベットの最後が「Z」であることは言うまでありません。つまり”SKYACTIV-Z”は最後のガソリンエンジンであり、究極のガソリンエンジンであることを予感させるネーミングです。

そのコア技術となるのが「ラムダワン燃焼」であり、ワイドレンジでの「スーパーリーンバーン燃焼」であることが、決算発表プレゼンテーションで明らかにされたわけです。

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FL5のチューニング・カスタマイズ原稿を書きました!

最新のシビックタイプR(FL5)のチューニング&ドレスアップは本当に興味深い!

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FL5といえば、最新のシビックタイプRの型式として知られるアルファベットと数字の組み合わせ。そしてこちらは、スポーティなエアロパーツで知られる「ガレージベリー」の開発車両。シビックタイプRの魅力と実力を高める空力デバイスが備わっている姿であります。

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この開発車両に触れる機会を得たのは、交通タイムス社の『AUTO STYLE (54) シビックタイプR』の記事制作にかかわることができたから。

そのほか、スプーンスポーツやHKSといった日本を代表するチューニングブランドのデモカーを間近に見て、開発エンジニア氏に話を伺うという貴重なインプットの成果を、こちらの一冊に寄稿させていただきました。

もちろん、小生が担当した以外にも多くのメーカー、ブランドの情報が載っていますので、是非ともチェックしていただき、シビックタイプRカスタマイズの奥深さを感じていただきたいと思う次第であります、ハイ。

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バイクライフにちょうどいい季節になったので昔懐かしなモトブログを

暑からず、寒からず。バイクのベストシーズンがやってきた?!

 

地球温暖化や気候変動といった事象と関係あるのかないのか断定できませんが、2024年は非常にながい夏だった年だった印象強しであります。これが記録的な暑さなのか、今後の未来においては当たり前の状態なのかもわかりませんが、とにかく暑すぎてバイクに乗ることを躊躇してしまった…というのは多くのライダーに共感いただけるのでは?

そんなこんなありましたが、11月になってようやくバイクに乗るのが楽しい!と感じる気温になってまいりました。
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いかにもホンダらしい過給V3エンジンは軽自動車に使えるか?

二輪車として世界初の電動過給機付き新型V型3気筒エンジンをミラノショーでワールドプレミア

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ホンダがやってくれました!

EICMA 2024(ミラノショー)において、二輪車として世界初となる電動過給機付きV型3気筒エンジンを初公開であります!!


新規開発中の大型二輪車を想定した水冷75度Ⅴ型3気筒エンジンは、スリム&コンパクトを追求しました。また、二輪車として世界初の電動過給機を採用。エンジン回転数に関わらず任意に過給をコントロールする事で、低回転からハイ・レスポンスなトルクデザインを実現しています。加えてスペースが限られている二輪車において、自由度高く配置可能な特徴を活かしてマスを集中化し、インタークーラーを必要としない設計を行う事で軽量化にも貢献しています。
前方2気筒、後方1気筒となるレイアウトのV型3気筒エンジンに、かつての2スト3気筒マシンである「NS400R」のV型エンジンを思い起こしてしまうほどのオールドファンは少数派かもしれませんが、いずれにしてもV3という”変わった”シリンダーレイアウトを市販車に搭載しようという動きは、いかにもホンダらしいといえるのでは?

公表されている画像は、おそらくディスプレイ用なので実車では電動過給機(スーパーチャージャー)の配置が異なるかもしれませんが、それでもサージタンクに電動スーパーチャージャーをほぼ直付けしているように見えるのは、なかなかにアグレッシブな設計に思えます。

過給エンジンにおいてサージタンク圧というのは、けっこう重要なパラメータになるという風に思っておりますが、もしサージタンク圧を一定に保つよう電動スーパーチャージャーを稼働させると、かなりハイレスポンスで常に過給のかかった状態でエンジンを回せそう。もちろん滑らかなトルクを出すには電制スロットルとの協調制御も必須だとは思いますが…。



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2025年に日本でも発売するスズキ初のBEVは「ビターラ」だった!

インド製、前後独立モーター、リン酸鉄リチウムイオンバッテリー!!

バッテリーEV「e VITARA」
スズキが同社初となるBEV(バッテリーEV)を欧州で発表しました。その名は「eビターラ」。日本ではあまり馴染のない車名かもしれませんが、エスクードの別名としてとくに欧州では認知されている名前であり、SUVスタイルのBEVとして非常にわかりやすいネーミングを採用してきたな、というのが第一印象。そして、スタイリング的には後席のドアハンドルを隠すタイプとしてリアフェンダーからドアパネルにかけての抑揚ある面の魅力を余すところなくアピールしている点も評価されるポイントになりそう。


 
詳細は公式発表をご覧いただくとして、注目すべき要素を抜き出すと次のような感じでしょうか。

  • 高効率なeAxleとリン酸鉄リチウムイオンバッテリーで構成するBEVパワートレイン
  • 前後に独立した2つのeAxleを配置した電動4WDモーターで駆動する「ALLGRIP-e」
  • バッテリー総電力量は49kWhと61kWhの2タイプ
  • システム出力はFWDが106kWと128kW、4WDは135kW
  • ボディサイズは全長4,275mm、全幅1,800mm、全高1,635mm、ホイールベース2,700mm
そして何よりも注目なのは、この新型BEVは日本でも発売予定となっていること。

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