クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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軽バン「エブリイ」の月間燃費、2025年2月はJC08モード超え!

一年以上ぶりとなる19.1km/Lを達成。理由は長距離ドライブしたから?

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小生の愛車「スズキ・エブリイ(DA17V・4型・5速MT・FR)」の月間の走行距離と平均燃費について、毎月末にメーター表示を撮影、報告するエントリをあげております。

2025年2月が終わったというわけで、結果からいうと月間平均燃費は19.1km/L。JC08モードを超える数値で、2023年11月以来の19km/L台となりました。

WLTCモード 17.0 km/L
 〃市街地モード 15.4 km/L
 〃郊外モード 18.0 km/L
 〃高速道路モード 17.1 km/L
JC08モード 18.7 km/L

 

前月は燃費が悪化した印象もあって”クルマの劣化が影響しているのかもしれません”と記しておりますが、実態としては1月はエンジンが温まる前に目的地に到着してしまうような短距離ユースが多かったゆえの燃費悪化という印象もありました。

しかしながら2月は19km/Lを超える燃費となったので機械的な劣化はしていないようです。気温的にはそれほど違いのない2月において過去イチといえる燃費となったのは、それなりに距離を走ったからでしょう。

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●過去月間平均燃費データ
2022年4月:18.7km/L
2022年5月:17.9km/L
2022年6月:18.3km/L
2022年7月:15.3km/L
2022年8月:16.9km/L
2022年9月:17.2km/L
2022年10月:18.1km/L
2022年11月:17.5km/L
2022年12月:15.9km/L
2023年1月:17.7km/L
2023年2月:17.5km/L 
2023年3月:19.8km/L
2023年4月:18.6km/L
2023年5月:18.0km/L
2023年6月:17.7km/L
2023年7月:15.1km/L 
2023年8月:15.6km/L
2023年9月:16.9km/L
2023年10月:18.6km/L
2023年11月:19.1km/L
2023年12月:16.9km/L
2024年1月:18.1km/L 
2024年2月:18.4km/L 
2024年3月:17.6km/L
2024年4月:18.3km/L 
2024年5月:17.7km/L
2024年6月:18.3km/L
2024年7月:14.9km/L 
2024年8月:15.9km/L 
2024年9月:15.1km/L
2024年10月:18.9km/L
2024年11月:17.7km/L
2024年12月:18.8km/L
2025年1月:15.9km/L
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5ドアのジムニーノマドを検討するなら確認すべきは燃費と最小回転半径

全長3890mm、車両重量1190kgながら、最小回転半径は5.7m、WLTCモード燃費は13.6km/Lとミドル級SUV相当

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待望のジムニーノマド(5ドア)が予約開始ということで、ジムニーファンはもちろん潜在的ユーザーの注目度が高まっているよう。なにしろ、現行ジムニーは、そのファニーでギア感のある独特のルックスで人気を集めています。そこに利便性の高い5ドアというバリエーションが追加されたとなればファミリーユースを考慮しなければならないユーザー層もときめいてしまうのは自然な流れといえましょうか。

そんなジムニーノマドは「FC」と名付けられたワングレードの設定で、選べるのはボディカラーとトランスミッションを5速MTにするか、4速ATにするかくらい。

ハードコアなプロツールというジムニー本来のキャラを考えると運転できるのであればMTを選ぶのが本筋かもしれませんが、個人的にはAT推し。その理由は、ATのみACC(低速キャンセル型ですが)が標準装備となるから。1.5Lエンジンでロングホイールベースのジムニーノマドで遠出しようと考えているのならACCは必須でありましょう。


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ジムニー5ドアが日本仕様だけ「ノマド」のサブネームをつける理由

軽自動車が「ジムニー」、3ドアボディの登録車が「ジムニーシエラ」だから5ドアにも【ノマド】のサブネームが必要だった

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待望の、ジムニー5ドアが「ジムニーノマド」として日本上陸。あえて上陸と書いたのはジムニー5ドアは先行してインドで発売されていますし、日本仕様のジムニーノマドもインド生産となるから。

ところで、海外ではジムニー5ドアであって【ノマド】というサブネームがつけられていないのに、なぜ日本ではサブネームが必要になるかといえば、海外でジムニーといえば1.5Lエンジンを積んでいる3ドアモデルであって、その基準でいうとジムニー5ドアと呼ぶのが妥当だから。

一方、日本ではジムニーというのは660cc 3気筒ターボの軽自動車バージョンであって、海外でいうところの1.5Lエンジン車はジムニーシエラと名付けられております。つまり日本でジムニー5ドアと呼んでしまうと660ccターボを積んでいると誤解されてしまうかも…ということ。だからといって、シエラ5ドアと呼ぶのもわかりづらいということで、ロング版には「ノマド」の名前が与えられたそう。

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ご存知のように、これは初代エスクードに追加された5ドアモデルに「ノマド」というサブネームが使われたことを踏襲するもので、エスクードがノマドの追加によってスマッシュヒットしたようにジムニー・シリーズのさらなる成長を願ってのネーミングなのだとか。

もっとも、すでにジムニー・シリーズはオーダーから納車まで半年~一年待ちといわれている人気モデルですからノマドの伝統にあやかる必要はないかもしれませんが(汗)

そんなジムニーノマド(5ドア)を実際に触れてみての印象など、以下のコラムにてまとめていますのでご一読いだけますと幸いです。

 




余談ですが、グローバルにみるとジムニーの5ドアボディというのはお初ではなく、かつてインド仕様に存在していたそうです。そういえば、昔はジムニーの後ろ側が荷台になっているピックアップトラックもありましたね。



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ニューイヤー2025年1月のエブリイ平均燃費がイマイチだったわけ

ほとんど高速を走っていない。だからWLTC市街地モード同等の燃費は妥当かも?

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愛車「スズキ・エブリイ(DA17V・4型・5速MT・FR)」については、毎月末にメーター表示を撮影、月間の走行距離と平均燃費のデータを報告するエントリをあげております。

南関東エリアでは雪の積もった道路を見る機会もなく、まさに暖冬といえる2025年1月が終わりました。無邪気に「暖冬で過ごしやすい」と言っていいのか、それとも「地球温暖化(気候変動)が進んでいる」と心配すればいいのか、判断はわかれるところでしょうが、エブリイのガソリンエンジンにとっては暖機がはやく進むので燃費にはプラスになる気候だったと評価できるかもしれません。

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そんな1月の月間平均燃費は画像で示した通り”15.9km/L”となりました。WLTCモード燃費には遠く及ばず、過去の同月と比べても悪化しているのはクルマの劣化が影響しているのかもしれませんが、おそらく主たる要因は距離を走っていないこと。平均点には月間1000kmを走ってきたエブリイですが、1月は500km台にとどまっております。そのほとんどが市街地走行となれば燃費を稼ぐことは難しく、この数字もやむなしでありましょうか。もっともWLTC市街地モードの数値は15.8km/Lですので、ほとんどカタログスペックで走る能力はまだまだ維持しているといえそうです。

WLTCモード 17.0 km/L
 〃市街地モード 15.4 km/L
 〃郊外モード 18.0 km/L
 〃高速道路モード 17.1 km/L
JC08モード 18.7 km/L

●月間平均燃費データ
2022年4月:18.7km/L
2022年5月:17.9km/L
2022年6月:18.3km/L
2022年7月:15.3km/L
2022年8月:16.9km/L
2022年9月:17.2km/L
2022年10月:18.1km/L
2022年11月:17.5km/L
2022年12月:15.9km/L
2023年1月:17.7km/L
2023年2月:17.5km/L 
2023年3月:19.8km/L
2023年4月:18.6km/L
2023年5月:18.0km/L
2023年6月:17.7km/L
2023年7月:15.1km/L 
2023年8月:15.6km/L
2023年9月:16.9km/L
2023年10月:18.6km/L
2023年11月:19.1km/L
2023年12月:16.9km/L
2024年1月:18.1km/L 
2024年2月:18.4km/L 
2024年3月:17.6km/L
2024年4月:18.3km/L 
2024年5月:17.7km/L
2024年6月:18.3km/L
2024年7月:14.9km/L 
2024年8月:15.9km/L 
2024年9月:15.1km/L
2024年10月:18.9km/L
2024年11月:17.7km/L
2024年12月:18.8km/L 続きを読む

スバル・ストロングハイブリッドのトランスアクスル生産工場潜入記?

国内向け初のストロングハイブリッド・トランスアクスルは専用工場で作られていた!

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スバル初のストロングハイブリッドが、クロストレックに搭載されてローンチされたのは2024年後半における国産車ニュースの中でも記憶に残るもの。高出力モーターにより幅広い領域でEV走行が可能なストロングハイブリッド自体は珍しいものではありませんが、スバルの国内向けラインナップとしてはストロングハイブリッドは初搭載となりますので。



もっとも、ストロングハイブリッドを積んだにしてはWLTCモード燃費が18.9km/Lという数値は物足りないというのが個人的な第一印象ではありました。とはいえ、スバルのコアテクノロジーであり、ブランドアイデンティティでもある「シンメトリカルAWD」を採用しているということは前後をつなぐプロペラシャフトは必要となりますし、その重量や抵抗は燃費にネガといえますからモード燃費が20km/Lに達しなかったのは”スバルのストロングハイブリッド”としては仕方ないことかもしれませんが…。

さて、そんなスバルのストロングハイブリッドは水平対向エンジンやシンメトリカルAWDという独自のメカニズムに組み合わせる関係から、構造的には専用設計とならざるを得ず、結果としてハイブリッド・トランスアクスルについてスバル内製となっているのでした。

そんな専用トランスアクスルを生産している北本工場を取材した際に撮ることができたのが、こちらのショート動画。真新しい機械が導入された実質・新工場といえる空気を感じ取っていただけますでしょうか?




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2024年12月、軽バン「エブリイ」の月間平均燃費は過去最高レベル

一か月の走行距離は1200kmオーバー、平均燃費はJC08モード超え!

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現在の愛車「スズキ・エブリイ(DA17V・4型・5速MT・FR)」については、毎月末にメーター表示を撮影、月間の走行距離と平均燃費のデータを報告するエントリをあげ続けております。結論からいえば、2024年12月の月間平均燃費は18.8km/L。下記に示すカタログスペックとの比較でいえばJC08モードを超える数字となりましたし、過去の12月平均燃費では過去最高。歴代の月間平均燃費と見比べても上から4番目となる好燃費となりました。

WLTCモード 17.0 km/L
 〃市街地モード 15.4 km/L
 〃郊外モード 18.0 km/L
 〃高速道路モード 17.1 km/L
JC08モード 18.7 km/L

●月間平均燃費データ
2022年4月:18.7km/L
2022年5月:17.9km/L
2022年6月:18.3km/L
2022年7月:15.3km/L
2022年8月:16.9km/L
2022年9月:17.2km/L
2022年10月:18.1km/L
2022年11月:17.5km/L
2022年12月:15.9km/L
2023年1月:17.7km/L
2023年2月:17.5km/L 
2023年3月:19.8km/L
2023年4月:18.6km/L
2023年5月:18.0km/L
2023年6月:17.7km/L
2023年7月:15.1km/L 
2023年8月:15.6km/L
2023年9月:16.9km/L
2023年10月:18.6km/L
2023年11月:19.1km/L
2023年12月:16.9km/L
2024年1月:18.1km/L 
2024年2月:18.4km/L 
2024年3月:17.6km/L
2024年4月:18.3km/L 
2024年5月:17.7km/L
2024年6月:18.3km/L
2024年7月:14.9km/L 
2024年8月:15.9km/L 
2024年9月:15.1km/L
2024年10月:18.9km/L
2024年11月:17.7km/L

燃費の良かった理由として考えられるのは、12月としては気温が高めで暖機が短く済んだこと。同時に、このくらいの吸気温度はエンジンの調子が良いであろうというのも経験則のひとつ。もっとも、最大の要因は月間走行距離が1200kmを超えたこと。高速道路など燃費に有利な条件で走る機会が多かったゆえの好燃費といえましょうか。

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